髙見澤俊彦『音叉』(オール讀物9月号)

高見沢さんが小説家デビューすると聞いて、へぇ~!読みたい!…でも、kindle版ないの(うーん)とすっかり出遅れていましたが、お仕事帰りに本屋さんに寄り道~。久々アナログな感じで紙の本を買って、これまた諸処の事情で、久々に現金で支払い(笑)←普段はいつも電子マネー派、何だか慣れないことをしたおかげで、ちょっとドキドキしながら帰ってきました←単にものぐさなだけとも言う(笑)。

オール讀物 2017年 09 月号

さて、肝心の高見沢さんの小説ですが、舞台は1973年、バンドデビューを目前に控えた大学生が主人公です。ということでもれなく、アルフィーさんのネタが随所に散りばめられていて、思わずクスッと笑ってしまうシーンもいくつか…特に、要所でギターのコードが響き渡るところが面白い(笑)♪

もう、ワタクシにとっては、高見沢さんは憧れのお方ですから!特に高校のときは、高見沢さんオススメの音楽を聴いたり、本を読んだりして…はい、そういう勉強は頑張りました(笑)けど、さすがにね、明学に行く、というか、そもそも東京に進学する、なんてことは端から考えていなかったので、まさかその後、めぐりめぐって東京の大学に通うことになり…ウチの大学の正門からまっすぐ歩いて行くと明学に着くということを知って!嬉しそうにお散歩しに行ったことを忘れられるはずがありません!

しかも、今回も本文中に出てきましたよね、カミュの『異邦人』。これを高校のときに読んだことがきっかけでフランス文学に興味を持ち、そのときに抱いた疑問を、去年ようやく卒論で自分なりに解明したわけですからね、ホントにワタクシの人生は、高見沢さんなしでは語れません☆

はさておき、昔、『蜂の王様』って小説がありましたよね。高見沢さんをモデルにした作品です。それはそれで面白かったですけど、今回は、当のご本人が、ご自身の体験も踏まえつつ書かれているわけですからね、どういう展開になるのか、楽しみに読ませていただきたいと思います。

しかし、他のページをペラペラとめくってみたら、面白そうな作品がたくさん載っていたので、元文学部、活字中毒のワタクシは、すっかり血が騒いで困っております(笑)。…西村京太郎さんとかね、昔ウチに本がたくさんあったのでよく読んでたし、しかも京都のお話だし←昔住んでたしね、そのうち読んでみようと思います~。…電子書籍版があれば、お風呂でもどこでも読めるのに(もどかしい)。

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