映画『オフィーリア(原題:Ophelia)』(2018)

大学時代、シェイクスピアの授業を受講してから、とりあえずシェイクスピア関連の作品は見るようにしています☆ その一環として今回は、言わずとしれた、『ハムレット』に出てくる、ハムレットの恋人オフィーリアが主人公のこの映画を見てみました。

日本では円盤は出ていないのかな?WOWOWさんで放送されていたので、見てみました。話はみなさんご存知だと思うので、省略。

出演は、デイジー・リドリー、ナオミ・ワッツ、クライヴ・オーウェンなど。アメリカ・イギリスの合作映画です。…出演者も豪華☆

 

―感想(主に評価ポイント)―

まあ、もちろん、超有名なお話なので、どうアレンジしてくるかが見どころなわけですが、先王がまだ生きているときから話が始まる!それだけで、テンション上がりましたね。

続いて、オフィーリアは水が好きというのもいい☆ オフィーリアって言うと、川で溺れて流されていく様子を描いた絵がたくさんあって、アーサー王伝説のシャロットの女と通じる所あるわけですが、そもそも水が好きで、考え事をしたいときなどに、服のまま水の中に入っていっちゃう、ってのは面白かったですね☆

↓ジョン・エヴァレット・ミレーの作品。

John Everett Millais - Ophelia - Google Art Project

あと、ガートルードに双子の姉がいるっていうのも面白かったです。…ネタバレしすぎちゃうので、詳細は避けますが、確かに話に広がりが生まれます。

そしてもう一つ、ワタクシ的にいつも『ハムレット』を読んだり見たりしてモヤっとするのは、「気が狂ったフリ」をする場面なんですよね。そんな面倒な、というか、回りくどいことをせずに、さっさと殺せばいいのに!そして、そんなことをしてるから、オフィーリアを失ってしまうのよ、と理解に苦しむことが多かったわけですが、今回は一味違いました。

・ハムレットは、世間的には「気が狂ったフリ」をしているが、オフィーリアにはちゃんと本音を語る場面がある。

…「尼寺へ行け!(Get thee to a nunnery!)」というあの有名なセリフが、こういう意味に使えるとは!文脈って大事☆ なるほどね~。

・オフィーリアもまた、自らは正しいと思う行動をとっているにも関わらず、周囲の人間からは、「気が触れている」と思われてしまう。

この2点がきちんと描かれていたので、ワタクシ的には超納得の作品でした!特に、クローディアスとか、ガートルードって、おかしいじゃないですか、兄を殺したり、すぐさま再婚したり。でもそちら側の人から見ると、オフィーリアのほうが「気が触れているように見える」と。なるほどなぁ~という感じでした。周りの空気とは違ったことをすると、理解されないことってありますよね。

あと、エンディングもそうきたか~という感じ。それもありですね、ワタクシには☆

 

強いて難点を挙げるとしたら、ハムレットの影が薄いってことかなぁ。王子オーラがちと足りない(汗)。でも、全体的には、『ハムレット』の作品自体の理解も深まって、非常に興味深かったです。

 

―評価―

☆☆☆☆4つ!

『ハムレット』となると、あまりにも有名すぎて、今更感が否めないところですあ、それを覆す発想の豊かさを、十分に楽しませていただきました☆

最近あまり映画を見てなかったけど、たまには見てみないとね。そして、読書もしないとね☆

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