映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題:Once Upon a Time… in Hollywood)』(2019)

番組表を見ていたら、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが一緒に出てる映画を発見!ということで、見てみた映画を。今年のアカデミー賞では、ブラピが助演男優賞を、そして美術商も受賞しているようですね←今年は時期が早かったから見てなかった(汗)。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題:Once Upon a Time… in Hollywood)』(2019)
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー
監督:クエンティン・タランティーノ

 
(字幕版)     (吹替版)

―あらすじ―

1960年代のハリウッド。数々の作品に出演してきたリック・ダルトンは、全盛期を過ぎて、今では落ち目。そして、彼のスタントマンかつ付き人を務めるクリフ・ブースもまた仕事が減って困っている。そんな彼らを中心に、映画の撮影現場や、隣家のロマン・ポランスキー邸など、古き良き時代を描いていくが、ある日事件が起こる。

―見どころ―

何の事前情報もなくこの映画を見たので、お隣に、ロマン・ポランスキー夫妻が引っ越してきた!とか、ブルース・リーが出てくるとか、実在の人物が出てくるのを見て、この主人公の、リック・ダルトンって人は誰なんだ?知らないな~、と思っていたのですが、この二人は架空の人物のようですね。

ワタクシ的には、レオ様のスタントマンをブラピが務めるだなんて… スタントマンのほうがカッコよくない?しかも見せ場がたくさんあるし!なんて思ってしまったわけですけど(笑)、レオ様にも、落ち目でやさぐれている役者が、会心の演技をするシーンがあったので、見せ場としてはよかったかな?

そして、話はこの二人を通して、当時のハリウッドはこんな感じだった~というのを描くことが目的かと思いきや、残り30分を切ったところで、大事件が起きます!

 

以下ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

そう、この二人の家を、ギャングが襲撃するんですね。

そのときに、あれっ?と思いました。以前、ロマン・ポランスキー監督が自らの半生を語るドキュメンタリーを見たことがあって、ハリウッドの家を襲撃された、って話をしていたような…。


ロマン・ポランスキー初めての告白(字幕版)

なるほど、この映画の狙いはそこだったのか!と食い入るように見たのですが、タランティーノ監督作品だけあって、かなりエグい(苦笑)。

ちなみに、ワンコが素晴らしい演技をしているところも見どころの一つです。カンヌ国際映画祭では、「パルムドッグ」を受賞したそう(笑)☆

 

―事実と虚構の混合―

で、ワタクシが思い出したのは、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』だったわけですけど(笑)、事実と虚構が混ざっているということは、見ている人も試されているところがありますね。

もしハリウッドのことを全く知らない人が見たら、全然気づかずに見終わってしまうわけですよ。ワタクシはかろうじて、ラストであれ?と思って、あとで検索したら、やっぱりそうか!と気づいたのでよかったですけど、観客の理解度がそれぞれ違う作品になりそうです。

でもだからこそ、芸術にたくさん触れること… つまりは教養を積むことは面白いことだと思いましたね。要は、二次創作なわけですけど、遊び心満載!ワタクシも気づいていない箇所が多々ありそうで、楽しい映画でした。

 

―まとめ―

ということで評価は☆☆☆☆4つ。

2時間40分もある映画なので(1.5倍速再生(笑))、ワタクシ的にちょっと中だるみしてしまった部分もありましたが、あとのシーンでしっかり回収してくれるので、思わず見返したりもしましたよ。…ダコタ・ファニングちゃんももう26歳か~。

それを言い出したら、レオ様も昔は素敵だったのに、とか、ブラピも年取ったな、と思ったりとか… いやいや、そんなこと言える立場かっ!と我が身を振り返る(笑)。

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