NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 小栗旬スペシャル』

何を隠そう、ワタクシは『花より男子』の花沢類にフォーリンラブし、その後旬くん主演の舞台『カリギュラ』を見に行って衝撃を受け、文学部の卒論のテーマにしてしまったという経験の持ち主なのでございます(笑)。その後も、ずっとというわけではありませんが、舞台を見に行ったり、ドラマを見たり… もちろん『鎌倉殿の十三人』も見てます、で、今回のこの番組も見てみることにしました☆

-掴みどころのない男-

いやはや、スタッフさんは大変だったでしょうね(笑)。まぁ、のらりくらりと、かわす、かわす。

そんな様子を見て、ワタクシが知っている小栗旬くんは… すみません、昔からの習慣で、旬くんと呼んでしまいますが(失礼)、…物凄く熱い男だったのに、どうしちゃったの!?と番組の最初は思ってしまいました。

昔… オールナイトニッポンをやっていた頃とか、とにかく熱くて、芝居のことになるとどこまででも語ってしまう、ということで、面倒くさいヤツでしょ、的な感じでいつも言っていたのを覚えています。

でも、番組が進むにつれ、真相が明らかになったというか、ホッとしました。…表面にはあまり出さないだけで、ちゃんと熱いまんまじゃない!というか、一度もうまい芝居をしたことがない、とか、満たされたことがない、とか言っている様子を見て、むしろ安心しました。これだから、旬くんはおもしろい☆

旬くんの言葉は、いつだって的を射ている、とワタクシは思う…。

 

-vs某ドキュメンタリー-

旬くんといえば、あの「情熱大陸」で、2週にわたって取り上げられた最初の人(もはや伝説)。そしてその時の内容が、あまりにも忙しくて、寝てなくてフラッフラで、だからこそその狂気を『カリギュラ』の役に当てられた!的な展開になっていたんですよね。だからか、紹介された昔の映像が、『花男』『クローズZERO』『カリギュラ』… 「情熱大陸」当時の映像ばかり(懐)。

しかも今ちょっと調べてみたら、「情熱大陸」は密着200日だけど、「プロフェッショナル」は密着400日って(笑)。思いっきり張り合ってますね(爆笑)。いや、そんなことしなくても、あえて違う路線で攻めてくれてもよかったんですよ。

ワタクシ的には、あの、のらりくらりとした感じが、いい意味での円熟味なのではないかと思いました。役者さんって、いろんな役を演じるために、表面をどんどん変えていくじゃないですか。つまりは、どんな人にもなれる、その究極の形を見たような気がします。

でも時々、サラッと大事なことを言ったり、強く押してきたりする。…人生経験が物を言いますね。

旬くんが語らないなら、周囲に聞いてみる、というのも手ですが、コロナ禍では厳しいかな?でも実際、横田さんは、ちょっと喋っただけで、旬くんのことをバッチリ言い表していましたからね!とは言え、周辺にばかり取材すると、密着ってことにならないのか(笑)。ま、旬くんが、クセのあるいい役者になったってことでしょうね←誉めています☆

 

-誰かの人生の1ページになる-

最後の方で、印象的な言葉を口にしていました。

「誰かの人生の1ページになるってことは、俺たちの人生の数ページを削らなきゃいけないんだよ」

間違いなく、旬くんはワタクシの人生の数ページになっています。

未だに、あの日見た『カリギュラ』は、これまで見た舞台作品の中でナンバー1ですし、もれなくワタクシの人生を変えてくれました!

もともとは、単純に生の旬くんを見てみたい!という気持ちから始まったのですが、チケットがどうしても取れず、ヤフオクで落とした…のは、今のところあの1回だけ。その時ワタクシも結構忙しかったので、あまり作品のことは知らずに、当日行ってから、アルベール・カミュの戯曲なんだ~、『異邦人』の人だよね、くらいの感じだったのですが、いざ舞台が始まったら、衝撃の連続!!!終わってからも、立ち上がれないくらい、とにかく凄かった!

ちなみに見ている最中に、何度も登場するセリフ「月がほしい」は、『異邦人』の「太陽が眩しかったから」と何か関係あるのかな?卒論のテーマにすると面白いかも!?ということを直感的に感じたんですけど、後で調べてみたら、『異邦人』『カリギュラ』『シーシュポスの神話』が三部作になっていることがわかり!そのまま卒論の執筆開始!

その後、仕事が更に忙しくなって、睡眠時間は5年位ずっと3時間台で、通勤途中「このままハンドルを切らなければ死ねるんじゃないか」と思うくらいギリギリな状態になったのですが、だからこそ不条理に対して真っ向勝負できたし、あのときの旬くんの気持ちが少しわかったような気もして、今でもあの頃のことを思い出すと涙が出てくる…。

そして何とか書き上げた卒業論文についての口頭試問(卒業試験)のとき、担当の先生には非常に誉めていただき、全てが報われたような気がしました。ちなみに、副査の先生から「『カリギュラ』は日本ではマイナーな作品ですが、何故見に行かれたんですか?」と聞かれ、「小栗旬さんのファンだったからです」と答えて、主査の先生が大爆笑する羽目になったという(笑)。今思い出しても、人生最良の日☆ 旬くんは間違いなく、ワタクシの人生の数ページを与えてくれた人です。

そして、それとともに、旬くんがご自身を削って、その時間と経験を提供してくれていることに感謝☆ …マジで、旬くんには足を向けて寝られない、くらいの気持ちでいます☆

今のところ、舞台は4回見に行ったのかなぁ~?『RED』のときは、舞台初日で、小劇場なのに3列目くらいで!松潤も見に来ていて!…なんて、思い出がいっぱいありますね☆ だから、ワタクシは今後も、旬くんの活躍ぶりを応援したい!…直近だと一昨年かな?『ジョン王』を見に行こうと思っていたのに、コロナで全公演中止になっちゃったんですよね(汗)。

ま、ワタクシもいろいろと忙しいので、知らないうちにドラマに出てたりとかして見逃してるものもあるのですが(汗)、今日のこのドキュメンタリーを見て、なんか安心したところがあるので(笑)、また引き続き応援していこうと思いました☆

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