12/29『角野隼斗×亀井聖矢 2台ピアノコンサートツアー2022』@ザ・シンフォニーホール

当初は7月に開催予定だったのですが、延期になり、新しい日程が発表になったら、年末!!!これは無理でしょう~と思ったのですが、よ~く見てみたら、5周目の木曜日だし、冬休み中だからスケジュール調整は何とかなりそう!?と思って、同行者のチケットだけ払い戻すことにしました。当日は、午前中にお仕事を片付けて、出発!

その前に、神戸をお散歩しに行きました。遠征のついでに、スタバのスタンプ&メダルをゲットしに行く!のがすっかり習慣になっていまして(笑)、この日は「リージョナルランドマークストア」となっている、神戸北野異人館店に行き、そしてそのまま海までお散歩して、神戸メリケンパーク店を見てきました。

その道中で、先日角野さんがゲスト出演されていた「THE TRAD」を聴いていたのですが、「胎動」「追憶」が流れてきたとき、今年の初め、1/10に岡山でこの曲を聴いたのが最初だったことを思い出しました。2022年の最初と最後のコンサートは角野さんだったんだ♪

そして、大阪ザ・シンフォニーホールへ!

イルミネーションが素敵☆

前回来たのは、2/13「熱狂コンチェルト2022 哀愁のラフマニノフ3大名曲選!!」のときでした。…このときまでは大丈夫だったのに、次の週の国際フォーラム公演で、中高音を聞くと急に左耳が疼き出すという謎のトラブルが発生するようになったんですよね。そうだわ、ワタクシの耳は大丈夫かしら。。。

…というか、入場時、検温計で、30.7℃って出たけど、ワタクシ生きてる(笑)!?…長時間、外を歩いてたせいかな(笑)。

中はすっかりお正月モード!

そう、延期になった間に、亀井くんがコンクールで名を挙げ、角野さんの活躍はもう語るまでもなく、凄いコンサートになるぞという期待しかありません!

…なにげに、クロークが開いていたのは嬉しかったです。最近、コロナ禍の為お休みのホールが多かったですが、冬場コートは荷物になるのでありがたい!

ということで、着席。

座席は、上手の方で、ちょうど目線の高さに上手側のピアノの鍵盤が見えました。いい感じ☆ 上手側のピアノの屋根は取り外されていて、下手側だけが高く掲げられていました。舞台左右の扉は、開けっ放しになってたと思います。

そして、お二人が下手から登場。角野さんが下手側のピアノ、亀井くんが上手側のピアノの前に着席。そしてそれぞれ、タブレットと、譜めくりペダルをセッティング。

 

―バーンスタイン(角野隼斗編曲):キャンディード序曲―

すみません、まったく予習せずに行ったのですが、あ!これは、佐渡裕さんが司会を務めていらした頃の「題名のない音楽会」の曲!オープニングに相応しい、華やかな曲ですね♪ でも、ホールの音響の影響で、ふんわりした音に聞こえました。

ただ、目の前で亀井くんの指さばきを堪能しているのに、なんか音が遠くから聞こえる!?角野さんのほうが遠くなのに、派手なパートを弾いているせいか、それともピアノの反響板のせいか、角野さんの方の音がはっきり聞こえる!?いや、亀井くんと角野さんの音が融合して、一つの音楽として聞こえてくるってことかな!!!二人のどちらが弾いているのか、わからない部分もありました。

2台ピアノというと、よみぃさんや、けいちゃんと、また「singsジブリ」で菊池さんと角野さんがピアノバトルを繰り広げているのを見ていたので、技の競い合いという印象が強かったのですが、調和を作り上げるというやり方もあるのだと知りました。

しかし、中高音になってくると、左耳にビンビン響くので、耳栓、耳栓…、耳栓どこ?…それはこちらの事情(汗)。

 

―MC―

別にメモ等を取っていたわけではないので、覚えている範囲で、だいたいこんな感じだった~という雰囲気をお届けします。

角野さん:みなさん今日はお越しくださいまして、ありがとうございます!こんな年末にすみません!

亀井くん:これまで、名古屋、東京、焼津と回ってきたので、二人とも仕上がっております!

角野さん:二台ピアノのコンサートって、みんな腐るほどやってるけど、この二人にしかできないような、誰もやったことがないようなことをやりたいと思ったんですね。僕たちは二人とも、作曲とか編曲とかやっているので、オリジナル曲も用意してきました。

亀井くん:次の曲は、僕が作曲した「2台ピアノのための共奏曲」です。この曲は全4楽章で構成されているんですけど… 第2楽章では、変な…

角野さん:きれいな

亀井くん:感じの部分がありまして… 第4楽章では、変な…

角野さん:カッコイイ

亀井くん:部分とか、不穏な部分とかがありまして、最後に、もうすぐ終わるぞっ!って感じる部分が出てきて、あ、終わったな、と思ったら、終わりです。

角野さん:終りの部分がわかるように、頑張って盛り上げます!

…って、何なん?この曲紹介(笑)?客席のみなさんも、途中から笑いっぱなし(笑)。変な、不穏な、など、ネガティブなワードしか記憶にない(笑)。

亀井くんの演奏を聴くのは、2021年7月の「京都北山マチネ・シリーズ Vol.6『“ピアノの魔術師” リストに迫る』」以来でした。そのとき、「ノルマ」の回想のときなど、ストーリーや聞き所を演奏前に説明してくれたおかげで、演奏を聴いていると、まさにその情景が浮かんでくる!という感動を味わったことを今でもはっきり覚えているのですが、今回は、笑いしか出てこない(笑)。その部分になると、あぁさっき言ってたのはこれか、とわかるのですが、言い方ってあるでしょ(笑)。マジで笑いが止まらへん(ごめんなさい)。

 

そして一旦二人がはけて、今度は角野さんだけ登場。

―ラヴェル:水の戯れ―

ピティナ特級のときとか、「おんがく交差点」で、司会の春風亭小朝さんにリクエストされて演奏されていたときのことを思い出しました。角野さんといえば、音色がキラキラしているのが印象的なピアニストですが、まさにそれを十二分に堪能できるのがこの曲♪ 生で聴けてよかったです♪

 

そして再び二人で登場。

―ラフマニノフ:組曲第2番作品17―

こちらは、前回の無観客公演でも披露されていた楽曲ですね。この動画凄く見ました!

とともに、ワタクシは個人的に、やっぱりラフマニノフが好きだなぁ~と思ってみたり。

亀井くんは、左足が元気で、靴音がパタパタと鳴っておりましたが、それほど力強い音で、頼もしい感じ。…でも譜めくりペダルを踏む時は、非常にソフト☆

お二人の演奏は、時にうっとり、時に若さ&疾走感あふれて、いや~、気持ちいい♪

 

ということで、拍手喝采の中、お二人は退場。休憩に入ります。

 

 

―マルケス(亀井聖矢編曲):ダンソン第2番―

わー、この曲の記憶があんまりないです、すみません。カッコよかったことは覚えてる♪

 

そして一旦退場からの、亀井くんが下手ピアノに登場。

 

―バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」―

先に紹介した「京都北山マチネシリーズvol.6」のとき、タイトル通り、午前中に始まったのですが、凄く重厚な演奏を聴かせてもらって、真夜中感がいっぱいだったんですけど、今回の演奏もまた、凄かったですね。話すとかわいいのに、演奏すると大人~!どころか、円熟味がありますね☆

残念ながら、最近忙しくて、コンクールは全然追いかけられていないのですが、これからどんな進化を遂げていくのでしょうか~?

 

そして角野さんが拍手をしながら登場して、しばしトーク。

―MC―

角野さん:ロンティボー国際音楽コンクール第1位おめでとうございます!その前にスペインで開催されたマリア・カナルス国際音楽コンクールを僕も見に行ったんですけど、そのときスペイン風の曲を書いたら面白いな~と思って書いたのが、スペイン語で炎という意味の「エル・フエゴ」です。

亀井くん:この曲は、それぞれに見せ場もありますし… 尺も5分程度で聞きやすいです!

角野さん:解説ありがとうございます!

…亀井くん、尺の話(笑)。

 

―角野隼斗:エル・フエゴ―

角野さんが上手側のピアノの前に移動。

紹介通り、フラメンコ風の熱い演奏が繰り広げられたのですが、あれ?カスタネットの音がする!?と思ったら、角野さんの爪の音らしい!!!でもさっきまで、そんなカチカチ聞こえていなかったから、これは演出なの!? …それとも単純に、下手ピアノで遠かったから聞こえなかっただけ!?

なに?なに?と思いながら、耳も目も集中しながら聴いていたら、あっという間に終わってしまいました。凄かったですね、今の何だった!?…圧巻だったというのは、間違いない!

 

―亀井聖矢(角野隼斗編曲):パガニーニの主題による変奏曲―

そうですよ、前回このホールに来たときは、角野さんが、パガニーニの主題による狂詩曲を演奏されたのでした。あのときのことが思い出されます。でも、あれ、パガニーニのカプリース第24番も入ってる?

…亀井くんのチャンネルに、どっちも上がってるんですね。

最近、ヴァイオリニスト、デイヴィッド・ギャレットの自叙伝を読んで、デイヴィッドのアルバムとか、映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』で演奏している様子を思い出しました。…はい、パガニーニ好きです♪ とか、デイヴィッドがこのホールでシベリウスを弾いてたの凄かったな!とか、歳を重ねるごとに、思い出すことがいろいろ多くて忙しい(笑)。

…それとともに、やっぱり角野さんの爪が時々カチカチ鳴ってましたね。さっきのは意図的だったのか、たまたまなのか!?

そして角野さんも左足が元気いっぱいで!リズミカルに動いていました~。でも音がしないお靴を選んでいらっしゃるんでしょうね、静かでした。

 

そして、演奏終了とともに、スタンディングオベーション!!!いや~、素晴らしい!!!

 

―アンコール―

―アイルランド民謡:ダニーボーイ―

まずは、角野さんがソロで、この曲を。ノスタルジックなこの旋律を聴くと、行ったことないのに、アイルランドが懐かしく思い出されます(笑)。

 

この後も、少し話していたのかな?角野さんが、上手側に捌けていって、亀井くんが下手側のピアノに座ります。

 

―リスト:パガニーニ大練習曲集 第3曲 「ラ・カンパネラ」―

亀井くんのソロ。亀井くんも角野さんもこの曲を演奏されますが、お二人も、この難局を軽々と弾かれますよね~。

と思っていたら、上手の舞台袖から、角野さんがしずしずとピアノの前に移動… 「singsジブリ」のときのルパンのよう(笑)。そして、角野さんの入りを待つ亀井くん。

なんて豪華な鐘!!!ご利益ありそう(笑)。素晴らしいとしか言いようがない!

―MC―

そしてここで、お互いが相手のCDの紹介を紹介するというゆる~いコーナーが(笑)。

亀井くん:僕のCDには、角野さんが乱入しないバージョンの「ラ・カンパネラ」が入っています。

(笑)。

亀井くん:角野さんは今度このホールは?

角野さん:来月からツアーが始まります!が、すでに売り切れなので、来てくださる方はお待ちしております。亀井くんも、ツアーがあるんだよね?

亀井くん:ロンティボー国際音楽コンクールの凱旋公演がありまして、詳細は来月発表になるんですけど、このホールでは… まだ言えないんですけど… ○月○日空けといてください!!!

と、まさかのフライング告知(笑)。正式発表前なので、日にちは伏せさせていただきます(笑)。

亀井くん:このツアーも終わってしまいますね。達成感もあるけど、さみしいですね。

角野さん:寂しいよね、あと50回くらいいやろう!

亀井くん:絶対ですよ~!

この二人、ホントに相性が良いので、50回、いやもっと一緒にやるべき!!!

ということでもう一曲。

 

―チャイコフスキー:「くるみ割り人形」よりトレパーク―

前回の無観客配信のときにも演奏されていましたね。クリスマスは過ぎちゃいましたが、あのときのことも思い出しつつ、またあの時よりさらに進化した演奏に胸が熱くなりました。

ということで、終演。

いや~、楽しかったです!耳栓をしてからは、音を楽しめたので、次のツアーも大丈夫そうです!それがわかったのもよかった!

 

―おまけ―

おそらく終電ギリギリでドキドキしそうな雰囲気だったので、いっそのことさらにお出かけしようと、その足で東京に向かいました。

そして、タワーレコード渋谷店へ。

1F入口入ってすぐ。

うーん、上の方まで写らない(汗)。

サインがあちこちに入っています。

そして7Fにも。

…すみません、亀井くんの方の展開台も撮ったのですが、通行人が来ているところを慌てて撮ったので、あまり綺麗に撮れていなかった(汗)。

でもよく見たら、角野さんだけでなく、亀井くんのサイン入りレシートももらえるんだ!ということで、

どちらも、2023年1月15日までだそうです!

…実は、タワレコに向かう途中で、角野さんらしき人を見かけたのですが、御本人だったのかなぁ~?

なんておまけも付いて、楽しい遠征でした☆

すみかめ、またの公演をお待ちしております~♪

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