BSジャパン「地震から守れ!ニッポンの建築遺産」

心配事が多すぎて、胃がキリキリ痛む今日この頃…。

はさておき、お世話になった慶應義塾の図書館旧館が紹介されますよ、ということでこの番組を見てみました。ちなみに、番組を2分にまとめた動画が3/31まで見られるそうですので、どうぞ↓

ワタクシは、母校その1(in京都)、その2とも、歴史ある大学だったので、重要文化財と新築の建物が共存しているというのは、わりと自然な風景なのですが、考えてみればそうですよね!京都は古い建物が数多く残っていますが、東京の場合、関東大震災や、空襲に遭っているにもかかわらず、今も残っている建物というと、数は限られていますよね。

ということで、この番組を見始めたわけですが、まず最初に紹介されたのが、旧岩崎邸… あ、行ったことある☆

もう、ワタクシ晴れ女なので、大体どこに行っても、お天気がよすぎて、撮る写真、撮る写真、逆光(苦笑)。元々建物が好きなので、ガイドを聞きながらあちこちのお部屋を見て満喫、したつもりでしたけど、耐震構造についての話は知りませんでしたよ!…上が木造、だから、暖炉で火をたいても全然暖まらなかった、というのは聞きましたけど、その地下に、頑丈なレンガの基礎があっただなんて!

そう、建築家のコンドルは、日本に来て地震に驚いて、地下深くにレンガの支柱を埋め、その上に木造の住宅を建てたのだそうです… その地下は、一般公開されていないのですが、以前「ブラタモリ」で紹介されていました。地下には、使用人たちの部屋やキッチンがあり、使用人たちが極力お客様と遭遇しないように、階段で地下に下りて行き来していた、というのは聞いていましたけど、レンガの基礎ですか!同じものでも、見方を変えれば違ったように見えてくるんですね~。なるほど~。

続いて少し紹介されていたのは、国際子ども図書館… あ、これも行ったことある(笑)。安藤忠雄さんが改修を手がけられたということで見に行って、凄くたくさん写真を撮った気がしますが、ガラケーの頃だったので、取り出せない。。。明治、昭和、平成の三時代の建物が一体となっている、貴重な文化財ですね☆

そして、最後に紹介されたのは、慶應義塾図書館旧館。ナビゲーターの中村雅俊さんは塾員なので「母校」と紹介されていましたが、はい、ワタクシにとっても「母校」になりました☆ 尖塔アーチと、ステンドグラスが特徴的なゴシック様式… 今ちょうど世界史の勉強をしているので、これだっ!みたいな☆ 現在耐震補強工事中で、今年の初めに卒業試験に行ったときなど、通りにくいなぁ~なんて思っていましたが、何がどう行われているのか、というのは全然知りませんでした。

これは工事前の写真ですね。以前は木が生い茂っていて、全景が撮れない(汗)、状態でしたが、今は入り口前のヒマラヤ杉が切り倒されて、随分スッキリ!工事の囲いがなければ、写真を撮るにはもってこいの状態になっているようですね… でも、ワタクシ的には、ヒマラヤ杉とセットな印象が強いので何だか寂しいです。よって、その切られた木で作られたというグッズを買いに行きたいと思ってるんですけど☆ ちなみに、福澤先生の銅像も、三田演説館前にお引っ越し中です。

実際行われている工事は、免震レトロフィット、というものだそうです。図書館の土台の更に下を掘って、免震装置を設置するのだそう。確かにこれなら安心ですね!

ワタクシも在学中、スクーリングのときに小さい地震が起きたりすると、第一校舎は構造的に危ない、とか、いや、第一校舎は頑丈で、塾監局が危ないのだとか、いろいろ聞いて、結局どれが本当なのか知りませんが(笑)、震災や空襲のとき、蔵書を守るために、当時の方が大変苦労されたという話も聞いていたので、貴重な文化財を未来に残すための取り組みは、素晴らしいと思いました☆

久々にまた、建物めぐりに行きたいですね~。三田キャンパスにもまた行きたい☆ いろいろと勉強になりました♪