文学のレポートの書き方

ついに、SNSの英訳ボランティアを辞めてしまいました。。。最初は凄く大変でしたけど、おかげで英語力が飛躍的にUPしましたよ。みんな優しくて泣ける。。。素晴らしい経験をありがとうございました☆

は、さておき、今日はレポートの書き方について紹介したいと思います。

まずは、科目群、テキスト、レポート課題と相談しながら科目を決めて、テキストを読みます…次はどのレポートを書こうかな?と考える瞬間が一番楽しい(笑)。でも、慶應通信のテキストは、一読だけでは理解できない(汗)。レポート課題の意味もつかみきれない(汗)。そこで、「テキスト科目履修要領」の注意事項を読み、関連文献を取り寄せます。

文学のレポートのポイントは、独自の切り口を持つこと。

おそらく、慣れていない方が一番戸惑うのは、作品分析ではないでしょうか。例えば、「『伊勢物語』の成立について」、だったら、誰が、どんな目的で作成し、どんな過程を経て完成したのか、という感じで論を展開しようとか、『伊勢物語』に関する文献や、日本文学史についての本で『伊勢物語』の項を参考して書けばいいんだな、という発想は得られると思います。でも、漠然と「『○○(作品名)』について論じなさい」ときたら、何について書けばいいの!?ということになってしまうのではないでしょうか。

ということで、そういうレポートを書く手順の一例を紹介したいと思います。

その1、原典を精読しましょう。

ここですぐさま疑問点を見つけることができればラッキーですけど、これは稀だと思ったほうがいいです(笑)。ワタクシの場合、「近代ドイツ小説」がこのパターンでした。「『グリム童話』について」、ということだったので、とりあえず借りて来て、一話目「かえるの王さま」を読みました。

ある王女が泉に鞠を落としてしまいました。そこへカエルがやってきます。「一緒に食事して、そしてベッドで寝てくれるなら、拾ってきてあげる」 王女は承諾し、カエルは鞠を拾ってきてあげますが、王女は約束を破って、カエルを置き去りにしてしまいます。事情を聞いた王様は、王女に約束を守るように言い、カエルは王女の寝室についていきます。しかし王女は、カエルを壁に叩きつけ…すると、カエルは王子様の姿に戻り、二人は結婚して幸せに暮らしたのでした。

これ明らかにおかしいでしょ(笑)。王女は約束を破ったのに、何故ハッピーエンドなの!?ということで調べてみたら、日本とドイツでは、動物との関わり合い方が違うこと、キリスト教の影響が大きいことが分かり…、という展開で、「大変充実した内容のレポート」とのお褒めの言葉をいただきました☆ 一話しか読んでないのにテーマが見つかるなんて、超ラッキー☆ でも普通は次のステップに進みます。

その2、比較しましょう。

疑問点、共通点や相違点を見つけるには、比較対象が必要です。↑の例でも、日本とドイツで比較しましたよね。よって、同じ作家、もしくは同時代の他の作品、も読むと、いろいろと気づくことが出てくるはずです…全集で、いわゆる名作をたくさん読みました☆ 例えば「フランス文学概説」では、モーパッサンの『女の一生』について書くために、『ベラミ』や、バルザックの『ゴリオ爺さん』を取り上げました。すると、論説にも説得力が出てきます☆

ちなみに、レポートを書くとき、他国の作品や、違うジャンルの作品と比較するのは避けたほうがいいと思います。あくまでも、その科目についての理解ができていることを示すのがレポートですから、話題を広げすぎず、その分野を掘り下げることに専念しましょう。しかし、試験でよほど書くネタに困ったとき(笑)や、卒論では、知識があることをアピールするのもひとつの手です。例えば、ロマン主義がテーマなら、フランス、ドイツ、イタリア、日本を比較してみるとか。取得単位が増えてくると、当然ながら使えるネタも増えてきて、逆にまとめるのが大変です(嬉しい悲鳴)。

その3、その作品の先行研究を読みましょう。

レポート課題に出されるような作品には、それまでに数多くの研究がなされています。よって、それらを読んでいると、レポート課題の出題意図が分かってくるはずです。同じ方向性にありつつ、新たなテーマを見つけましょう。ここでいい閃きを得ることができたら、合格できたも同然です☆

例えば、「国文学」のテーマは、『万葉集』についてでした。『万葉集』って4500首もあるのに、一体何について書けばいいの!?全部読まなきゃいけないのかな?と途方に暮れてしまいそうになりましたが、参考文献を読むうちに、「雪月花」を最初に取り上げたという大伴家持の歌に出逢い、雪と月と花にはどんな意味があるのか、何故その3つでなければならないのか、他の歌ではどう詠まれているのか、などについて論じることにしました。…なかなかまとまらずに苦戦したので、講評を参考に、2回目で合格しました。

という感じで、テーマが決まったらいよいよレポートを書き始めるわけですが、その際にもいくつか注意事項があります。

その4、読者を意識して書きましょう。

読んでくださるのは、大学の先生です。つまりその分野の専門家です。よって、当然ご存じであろうことは、書かなくても大丈夫です。例えば、「中世英文学史」で、アーサー王伝説について書いたとき、キャラの比較をするために、アーサー王にまつわるいくつかの物語を取り上げたのですが、作品自体の紹介を書いてしまって、失敗しました(汗)。それよりも、キャラの分析のほうに力を入れるべきでした。

その5、参考文献を上手に使いましょう。

一番最初に、ポイントとなるのは、「独自の切り口を持つこと」と書きましたが、独りよがりでは困ります。それを後押しするような先行研究があると、説得力が増して更にベターです。ワタクシは、レポート1本に対して、大体10冊弱の参考文献を使っていました。ま、正直、原典を分析することで説得力を持たせることもある程度は可能でしょうが、全く新しい観点を発見した場合でも、それまでの先行研究を読んで、その発見に至ったはずですし、上手に組み込んで論説を展開していきましょう。

その6、形式には気をつけましょう。

脚注の入れ方、引用の仕方、などにはルールがあります。ただし、いくつかのバージョンがあり、かつ、国によって、また添削者によって、微妙に違うので厄介です(汗)。一番厳しかったのは、英文学かな?例えば、「125ページから、128ページまで」、と書きたいときには、”pp. 125-28″ のように、ピリオドの後にはスペース、とか、終わりのページは下二桁でいいとか、イチイチチェックが入っていたのですが、フランス文学では、”pp.125-128″が好まれるようです。

他には、「漢文学」のスクーリングを受けたとき、講師の先生から、国文学のレポートや答案を書くときには、用紙を90度回転させて、縦書きにするようにと言われました。で、それ以降、国文学系のレポートは全部縦書きにしていたのですが、試験で用紙にあらかじめ問題が書いてあるときには、横書きになっているので、だったら、横でもいいのかな~?という感じで、解答を書いていました…いろいろ謎(汗)。

ちなみに、「西洋史概説I」のレポートを書いたとき、歴史のレポートでは、「~と思う」ではなく、客観的事実だけを書くようにとのコメントが入っていました。文学のレポートでは、こういう解釈もできるのではないか?という「考え」を書くことが大切だと思っていたし、またそういう書き方に慣れていたので、目からウロコでしたね☆

という感じですが、少しはお役に立てましたでしょうか?前回書いたように、レポートが合格しそうになくて諦めた科目がいくつかありました。そのいくつかは、課題が盛りだくさんすぎて、どう頑張っても4000字には収まりません!!!って感じだったのですが、しばらくしてまた見てみたら、課題が減っていて愕然。おそらく、合格できない人が多くて、変えたんでしょうね(笑)。

あと、どう頑張ってもそれ以上参考文献が見つからない、話を展開できない、ということで諦めた科目もありました。逆に言うと、参考文献が豊富なテーマを選ぶというのも大事だと思いますが、あらかじめ指定されている場合には困りますよね~。いずれにせよ、いいレポートを書くためには、いい参考文献との出会いが大切ですよね☆ ということで、次回は参考文献の見つけ方について書いてみたいと思います。

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