卒業試験(口頭試問)の思い出

TLを見ていると、今年は科目試験が去年よりも遅いみたいですね? ふと日付を見ていたら、ワタクシは去年の今頃、卒業試験を前に、ドキドキしていたのを思い出したので、そのことについて書いておこうと思います。

ー卒業試験に向けての準備ー

実は、卒業試験に向けてどんな準備をすればいいか、先生からは聞いていなかったんですよ(汗)。とにかくワタクシは、卒論がギリギリの状況で、しかも卒論指導のときはいつも準備不足で、あぁ、申し訳ない(汗)、ふがいない(苦笑)、と、何だか質問する以前の問題で(汗)、あまり指導時間を有効活用できませんでした(すみません)。

それもですし、レポートは出したものの、忙しくて試験を受けに行っていなかった科目がいくつもあって… あ、所要単位はすでに取得していましたけどね、最後の科目試験に向けて猛烈に勉強していた… わりに、結局は大雪で電車が止まって受けに行けなかったんですけど(汗)。という感じで、卒業試験への準備があまり進んでいませんでした。

他にも、先生から薦めていただいた本や参考文献として使った本、テーマとして取り上げた作家の他の作品なども、部分的にしか読めていなくて、まだまだ勉強不足(汗)、とばかりに、本を読むばかりの毎日。。。

そんなある日、ふと気づきました。あれ?卒業試験の準備って、何をすればいいの?

それはもちろん、先生にメールで質問するのが一番確実!と思ったのですが、先生もお忙しそうですし、その前に、とりあえずどなたかがブログに書いていらっしゃらないかと検索すること多数、プレゼンをする必要があるらしい!とのことが分かりました。←なんて低レベル(苦笑)。

と言いながらも、仕事があれこれ忙しく、読書もあまりはかどらず(汗)、何だかんだで当日!…雪でバスが来なくて、朝から大騒動。電車に乗り遅れる寸前でした(大汗)。で、新幹線の中で卒論を読み返そうとしたものの、何だかプレッシャーとそれまでの苦労がよみがえって涙で読めず(苦笑)、結局東京に着いてから、用事を果たしに行く途中、山手線の中で読んで、最終的にファミレスにて20分くらいで、原稿というかメモを書き上げたという←恐ろしや(汗)。

ー卒業試験(口頭試問)ー

卒業試験に割り当てられた時間は40分でした。窓口で受け付けをして、先生に渡す書類を受け取る手はずでしたが、すでに前の方がワタクシの分の書類もまとめて持っていってくださったらしく、ワタクシは手ぶらで待合場に向かいました… 卒論指導の前もそうでしたけど、あのソファーを思い出すだけで緊張がよみがえります。

そして時間になり先生が呼びにいらしたので、一緒に席に向かうと、まずは副査の先生を紹介してくださいました。お名前は存じ上げていましたが、講義は受けたことがない先生でした。

そしておもむろに「すでにお知らせしてあると思いますが、まずは卒業論文の概要をお話しください」とおっしゃり… いやいや、聞いてませんよ~!!!と内心大いにツッコミながら(笑)、でも調べておいてよかったと思って用意していると、「別に緊張しなくていいですからね~」とニコニコと微笑まれたので、メモを見ながら、副査の先生に卒論について一生懸命話しました。

でも、かなりテンパりました(汗)。何しろ、副査の先生は、ワタクシの説明を猛烈にメモされていて、しかもそれ日本語じゃなくない!?という感じだったので、うわ~、何を質問されるのだろう、と話しながら緊張が高まるばかり。今思い出しても、もう少し上手に説明できたのに、と反省点が山積み(汗)。

それでも、おそらく15分くらいかけて説明を終えると、主査の先生から、卒論の内容について、いくつか確認のための質問があり、その後、よかった点と、もう少し改善すべきであった点について話してくださいました。

先生は終始ニコニコしていらっしゃいましたし、開口一番「いや~、頑張りましたね。素晴らしい論文です!」とおっしゃってくださったこともあって、そこで大分緊張は解けたのですが、今度は今まで経験したことがないほどあれこれ誉めていただいたので、逆に恐縮しきり(照)。その後の改善点については、心当たりがあることばかりだったので、もう少し時間があればもっとよくできたのにと残念に思ったのと同時に、気になっていた箇所をすべて指摘していただいたことで、ツボが同じだった!ということにホッとしたり、本当にワタクシの論文を理解してくださっているのだと感動したり。

そして、副査の先生に「何か質問ある?」とおたずねになると、副査の先生が、ワタクシがテーマに取り上げた作品(戯曲)を見に行こうと思ったのは何故か?と質問されたので、「小栗旬さん(主演)のファンだったからです」と答えると、主査の先生が爆笑!←もちろん、卒論にはそこまで書かなかったし、聞かれもしなかったので、お話ししていませんでした(笑)。しかも、副査の先生からの質問はそれで終了(笑)… 主査の先生も「え?質問それだけなの?」と更に爆笑。

その後は、在学中の思い出を聞かれたのですが、ワタクシはまたいろいろと苦労の日々を思い出してちょっと涙ぐみかけていたら、「これでやっと卒業できますね」と言われて、ええ!?と更に感動。「卒論は大丈夫ですよ。他の単位もちゃんと取れてるんですよね?」と聞かれ、7月の科目試験で単位を満たしていることを伝えたのですが、「ホントに大丈夫ですよね?」とやけに念を押され、逆に心配に(苦笑)… そのあたりの資料は事前にお渡ししてあるのではないの!?というか、先生にお渡しするはずの書類を、先生は全然ご覧になっていなかったような。

そして、同じ分野の研究をする学生が出てきたら、参考に見せてあげたい、とのことで、卒論はそのまま先生にお預かりいただくことに。何と光栄なことでしょう☆

ー卒業試験終了ー

という感じで、終始和気藹々とした雰囲気で、卒業試験は無事に終わりました。研究室棟を出るなり、やったー!という思いと、感動とが一気に押し寄せて、涙が止まらなくなり、落ち着くまでしばらく校内を散歩(笑)。

先輩方のブログからは、いろいろツッコミが入るなど、かなりの難関であることが予想されていただけに、あっさりと終わってしまったことに拍子抜けしてみたり、「卒業内定」をいただけるなんて思ってもみなかったので驚いたり、ホッとしたり、やたら誉められたことに気恥ずかしくなったり、そしてお散歩しながらやっぱりあれやこれやの思い出がよみがえったりしたので、折角の記念に何か買おう!と生協に行って、ペンマーク入りのUSBを買ったわけですけど(笑)☆

もうあれから1年なので、随分昔のことのように思えますが、一生忘れることはないだろうな、という感慨深い一日でもありました。これから卒業試験を受けるみなさん、頑張ってくださいね!少しでも参考になれば、幸いです☆

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