小説:山崎ナオコーラ『ボーイミーツガールの極端なもの』

軽めの小説を読みたくて、Kindle Unlimitedのおすすめに出ていたこの作品を読んでみました。

―概説―

とりあえず何も知らないで読んで、あ、短編集なんだ、ってことと恋愛小説だってこと、そして、一人の登場人物が、あちらとこちらのエピソードに出てくる、という感じの形態なのだということはわかりましたが、最後の最後にもう一度タイトルを見て、やっと主旨がわかりました。

「ボーイミーツガールの極端なもの」=男性と女性が出逢う話の中でも、極端なパターンの恋愛の形を収めたもの、だと。

内容的には… そうですね、目次をご覧いただいたほうがわかりやすいかと。

 

―目次―

第1話 処女のおばあさん
第2話 野球選手の妻になりたい
第3話 誰にでもかんむりがある
第4話 恋人は松田聖子
第5話 「さようなら」を言ったことがない
第6話 山と薔薇の日々
第7話 付き添いがいないとテレビに出られないアイドル
第8話 ガールミーツガール
第9話 絶対的な恋なんてない
エピローグ

―感想―

ということで、タイトル通り極端な恋愛ばかりを扱っているので、凄く年の差があるとか、びっくりするほどトントン拍子に話が進むとか、そして、別のエピソードを読むと、登場人物の別の一面が見られたり… バルザックとかゾラの小説みたい☆ と、ホントに軽い気持ちでサクッと読める作品でした。

作者の山崎ナオコーラは、『人のセックスを笑うな』っていう作品タイトルは聞いたことがあっても、作品を実際に読んだことはありませんでした。amazonのレビューによると、この作品は評価が高いですね。

特に印象に残ったのは、「付き添いがいないとテレビに出られないアイドル」のエピソード。タイトルから推測できると思いますが、アイドルの横に影武者的な人が常にいる… 腹話術的な(笑)。その設定も面白い… いや、見覚えがある展開(笑)、これがかなりドロドロしていて、あぁ~そうきたか、でもそれも想定内、う~ん、という感じで、仕事の合間に、やきもき&モヤモヤさせられました。

ちなみにワタクシも、昔は小説をよく書いていたんですけど、どうしても嫌なタイプの人とか、おバカな人ってうまく書けませんでしたね。…そのアイドルのエピソードに出てくる男が困ったヤツで、何だかなぁ~もう~っていう。ワタクシ、日常生活では、めんどくさい人とは関わらないタイプだし、基本平和主義なので(笑)、嫌な人を嫌な人に書ける人っと凄いなぁ~って思います☆

話はそれましたが、たまにはこういう本もいいな、という感じです☆ 日常生活とはかけ離れて、夢の世界に入ってみるのもいいのではないでしょうか?

―まとめ―

ということで評価は☆☆☆3つ。

普通に面白かったですけど、だからといって読み返すかと言われると、、、という感じです。まあいいじゃないですか。たまには気分転換も必要☆

余談ですが、ボーイミーツガールと聞くと、もれなくtrfを思い出すのですが(笑)、先日WOWOWさんで、アメリカのドラマ『ニュー・アムステルダム』を見ていたら、主人公マックスと奥さんとの出会いを描いたエピソードで、画面に「Boy Meets Girl」ってどーんと出てるのを見て、こうやって使うんだな、と妙に納得した、という。日本語だと「出逢い」というたった3語で片付けられますが、「Boy Meets Girl」って1文で読むと、それだけでストーリーが溢れ出る感じがする、のはワタクシだけでしょうか(笑)?

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