2/13「熱狂コンチェルト2022 哀愁のラフマニノフ3大名曲選!!」@ザ・シンフォニーホール

発表された当初は、ラフマニノフ大好き人間としては、これは行かなくてはっ!と思ったのですが、コロナ禍に大阪… でも、仕事の閑散期だし、人に会う予定もあんまりないので行くことに!

…ちょっと前置きが長くなりますが(笑)、ザ・シンフォニーホールでラフマニノフ、には、ちょっとした因縁がありまして。…ということで、演奏の感想だけをお知りになりたい方は、このパートは飛ばしていただいて結構です(笑)。

最初はクロアチアのピアニスト、マキシムがピアノ協奏曲第2番を弾いたときのエピソードなのですが、もともと好きな曲を推しが弾く!ということで、演奏中興奮しすぎて、途中からは片頭痛の嵐に襲われ、早く終わってくれ… と思うに至るという、散々な結果になったという(苦笑)。

さらに、以前大阪で試験を受けたときのこと、試験の後のごほうび何にしよう~?とあれこれ探していたら、ピアノ協奏曲第2,3番の演奏会があるということで、チケットを取ったんですね。

そして、確か試験も結構できて、気分よく会場に向かい、ワクワクしながら演奏を聴いていたのですが、隣の方が、途中でウトウトし始め、上半身が揺れっぱなしに(汗)。ご本人もちゃんと起きてなきゃ、と思っているようで、なんとか身体を立て直そうと、ビクッ!ビクッ!としながら頑張っていらっしゃったのですが… ワタクシとしては、寝てていいから、じっとしてて!!!と思っていたという。そんななんとも残念な記憶があったので、是非リベンジをしたいと(笑)!!!

ただ、チケットの発売開始時がちょうど仕事中で、しばらく遅れてアクセスしたらサーバーダウンで入れてもらえず(涙)。でも一般発売のときにはすんなり取れてホッとしました☆

ただよく見てみたら、かてぃんさんは「パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43」を演奏するということで、2番じゃないんだぁ~とちょっと残念に思いながらも、映画『ある日どこかで』のあの曲ですよね!とテンション急上昇。

『ある日どこかで』の話も長くなってしまうのですが(笑)、最初はこれもマキシムがあのテーマソング「Somewhere in Time」を弾いてて、なんて素敵な曲なんだろう~♪ …『ある日どこかで』ってどこかで聞いたことあるタイトル… 天海祐希さんが宝塚時代に演じてた演目なのでは!?… ただし見たことはなかった。

そしたら、その後WOWOWさんで映画版を見ることができて、あのテーマソングだけでなく「パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43」の第18変奏が随所で流れる、ということを知り、これまたマキシムが弾いていたので、あぁあれかぁ~!といろいろ腑に落ち。

ただ、あの映画、ツッコミどころ満載なんですよね。タイムトラベルものの映画なのですが、タイムトラベルの方法が斬新すぎて(笑)、その後大学の物理学のレポートを書くときに、あの映画の矛盾点についてツッコミを入れまくったという(笑)。

そしたらさらに、去年あたり、某所で天海祐希さんが演じていらした『ある日どこかで』の映像を発掘しまして!…あのテーマソングは使えなかったようなのですが、「パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43」は要所で流れて、やっぱりこの曲といえばこの作品~♪ という感じで、楽しませていただきました。もちろん、天海さんも超カッコよかった☆

ということで、とっても楽しみな当日☆

…ただ、天下無敵の晴れ女のワタクシにしては珍しく、天気予報は小雨… 嫌な予感しかない(汗)。でも、それ以外に大阪行きを妨げるものもなかったので、特急でさっと行って、さっと帰ってくること、飲食しない、フォロワーさんが行かれるのも知ってたけど… ご挨拶したい方はいらっしゃるのだけど、極力お話は控えたいということで、内緒でこっそり行くことに。

 

久々のザ・シンフォニーホール!

確か前に来たのは、ヴァイオリニスト、デイヴィッド・ギャレットのコンサートが前日にキャンセルになったとき以来かな?…いやいや、それ来てないやん(笑)。…でもホテルはすでに取ってあったので、お泊りはした(涙)。

そしてお席に向かうと、

めちゃめちゃセンターじゃないですか!

座席表で見たときはもうちょっと下手側だと思ってたけど、ピアノを置くと、ちょうどいい感じなんですね☆ しかもちょうどステージと同じくらいの高さだし☆ ってことで、これはドセンと言っていい!!!

…ただ、一つ難点が。それは、座席が互い違いではないので、前の方の頭が気になること… 実際、途中で前の頭が揺れ始め、どっちかに寄っててくれ~と思う羽目に(汗)。

最初は、座席が結構空いていたのですが、間際になって結構入ってきて、9割くらい埋まりました。

そして、オケの方々が入ってこられた他、ステージ上下手側には、もう1台ピアノが置かれていて、調律が行われていました。…なんだか落ち着かず、レポートの参考文献を読もうと思っていたのに、ちっともはかどらず(汗)。

 

-ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30 (ソリスト:関本昌平さん)-

燕尾服の関本さんと、指揮者の三ツ橋さんが登場。

関本さんの演奏ははじめて聴いたのですが、熱い感動を呼ぶ演奏でした。…ただね、第2楽章で、周りの人が結構ウトウトし始め… リベンジ達成は諦めました(苦笑)。というか、ワタクシも週の後半仕事が激しかったので、朝からネムネムでちょっとピンチ(汗)。それでも、いい音楽で気持ちよくなることは悪いことではないと思います。

というのはさておき、かなり好みの演奏で、じっくり聴かせていただきました。特に、最後クライマックスの「溜め」が凄い!そこで一気に熱くなってフィニッシュ!…パーカッションの方々が、最後になっていろいろ準備し始めたのも楽しかったです(笑)。

ただ、ピアノのせいで指揮者が全然見えなくてちょっと残念でした。…そのとき『のだめカンタービレ』の千秋先輩と孫Ruiのあのやりとり、そして疾走感あふれる演奏が思い出され… それに比べて関本さんの演奏は、安定感というか円熟味を感じるものだったのだと思いました。

 

そして、休憩20分。次はいよいよ、角野隼斗さん!…前日見たチャラン・ポ・ランタン小春さんがかてぃんさんにアコーディオンを教える動画「せっかちな子鹿」が頭から離れない←コラコラ(笑)。

 

-パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43(ソリスト:角野隼斗さん)-

ワタクシには、1ヶ月ぶりのかてぃんさん。この日はタキシードに蝶ネクタイでした☆

冒頭、膝の上で、右手をタララン~と弾くふりをしたり、左手で拍子をとったりしてしている様子を見て、そうだ、かてぃんさんはリズム感抜群な人だった!と思い出すやいなや、左の親指と小指が右手をまたいだりと、右手と左手が頻繁にクロスする様子に目が釘付けに!…確かに、曲は聴いたことがあったけど、映像付きなのははじめてだった!

そしてやっぱり、正確にリズムを刻みながら、勢いよく攻めていく様子を見て、あぁ、さっきはなかった疾走感がここにはある!!!… 疾走感… 疾走… 子鹿(笑)!?そこからしばらく、こじかてぃんが跳ねて飛び回っている様子しか思い浮かばず、一人内心爆笑(すみません)(笑)。

冗談はさておき(笑)、いつものようにキラキラな音で、時に繊細に、時に激しく、時にダイナミックに、演奏される様子を見て、あぁ、ワタクシはこの方の演奏が好きなんだわ~と実感♪

そしてやってきた、第18変奏。甘くうっとり、ドラマティックに~♪ 会場が酔いしれているのが伝わってきたのですが、近くの席の人がパンフレットを落としたようで、パサッという音が響き渡ったのはちょっと残念(汗)。いや、それくらい、神経が全部演奏に向かったものと思われます。よきよき~☆ もっと聴いていたかった♪

そしてラストは、一気に駆け抜け、フィニッシュ。割れんばかりの拍手が響き渡りました。素敵~☆ ただ、次の方の演奏があるので、スタンディングオベーションをするべきかどうかちょっと悩んだ。。。

かてぃんさんは、四方のお席に丁寧にお辞儀をされて、そして、ステージを去るちょっと手前で、もう一度小さくお辞儀をしてはけていく様子が好印象☆

 

そして、オケの方が退席され、ピアノの交換が行われました。

 

-ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18(ソリスト:上原彩子さん)-

上原さんの演奏は、お勉強のお供でこれまでにも聴いたことがありましたが、ラフ2の演奏ははじめてでした。白いドレスが素敵。

そして演奏が始まったのですが、冒頭部はアルペジオになって… そういえば、今まで聴いたピアニストはみんな手が大きかったのだなぁ~と思ってみたり、女性の演奏を聞くのははじめてだと思ってみたり。どうなるかとちょっとドキドキ。

結論から言うと、凄くオトコマエな演奏でした。

先程までのピアノとは違い、音が硬い印象、というか、演奏自体も力強く凄くハードな感じで、ちょっとビックリ。まあ、ときどき、ピアノがオケに埋もれてしまう部分が無きにしもあらずだったのですが、テンポも、ここで来て!っていうタイミングの期待に答えてくれる度も、かなり好み。…第3楽章のとき、客席から結構長い間アラームが鳴っていて、早く止めて~と思っていましたが(汗)。

そして演奏が終わるやいなやというか、ややフライング気味な感じで拍手が起こったことからも、会場のみなさんも大満足な様子の演奏だったみたいです。

 

そしてその後、先に演奏された関本さん、角野さんもステージに来られて、スタンディングオベーション☆ 鳴り止まない拍手に何度も何度もステージに戻ってこられていました。

来られてたんですね!

ワタクシは終演後はさっさと帰り、夜はお仕事に行ったわけですが… 周囲には誰にも行くとは言っていないので、この感動を誰にも伝えられないのがもどかしい!というか、平静を装って仕事をしてしまうと、あの感動も薄れてしまうのね(涙)。と、仕事が終わってからは、あれは幻だったのではないか!?と思ったり、当日は別のイベントも気になっていて、そちらのチェックも忙しかったりしたのですが、TLに流れてくる投稿を見ては、ちょっとあれこれ思い出したりして。

…いや、でもホント、誰にも言わないと、すぐに感動が薄れてしまうのは事実(苦笑)。ってことで、急いでブログを書こうと思った… わりに、やっぱり昨日はネムネム過ぎて断念せざるを得ませんでした(すみません)。

 

ということで、来週は、角野隼斗全国ツアーのファイナル!… 東京に行くべきか否か、配信もあるしなぁ~と大分悩んだのですが、オリンピックのフィギュアスケートを見て攻める姿勢は大切だ!と思ったりとか、もうすぐ消滅する大量の有給を消化せねばっ(東京行きのあと休みを取れば良し)!とか、実は他に東京に行きたい理由ができたこともあって(笑)、今のところは行く予定をしております。

ただ、ご挨拶はできるだけ遠慮させていただきたいです。

岡山の感動もすっかり薄れているので(汗)、ツアーをもう一度楽しむ気持ちで参ります~♪

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