「角野隼斗全国ツアー2023」の日程が発表になったとき、まず行くことにしたのはこの公演です。とりあえず家から一番近い会場ですし、角野さんが京都コンサートホールで演奏するのは初めてですしね!ただ、今回は諸処の事情により、軽く感想を書く感じになります。
ワタクシ的には、多治見に次いでツアー2本目。3月は時間に余裕があるだろうと思って、今度こそちゃんと予習をしてから行くぞっ!と意気込んでいたはずが、なんやかんやで当日!しかも朝ちっとも起きれず、予定より3時間遅れで出発(苦笑)。宇治までお散歩に行ってきましたが、それはまた別の投稿で。
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ー京都コンサートホールー
京都コンサートホールに来たのは、2回目でした。でも前回は小ホール(亀井聖矢さん)だったので、大ホールは初めてです!スロープをグルグル回って2階へ!
何せロビーが広い!グッズ売り場も電子マネーでサクッと完了!クロークもロッカーもある!お手洗いも数が多い!ということで、開演前は非常に快適に時間を過ごせました。
座席は今回非常に前だったのですが、グランドピアノの手元は見切れてました。でも、前回見えなかったアップライトピアノの方はほとんど見えてよかったです。
客席は、わりと年齢層は高めでしたが、お子さん(学生を含む)を連れていらっしゃる方も、ちらほらお見かけしました。
前回多治見で、耳栓をするのを忘れていたら、最初にエライ目に遭ったので、今回はしっかり装着(ある特定の音域になると、左耳が疼くのです)。そして開演。
ー角野隼斗全国ツアー2023 “Reimagine”ー
1. J.S.Bach: Invention No.1 in C major BWV772
曲が始まって数秒で、非常に呼吸が深~くなり、リラックスモードに入りました。ワタクシは普段呼吸が浅いのですが、いい音楽を聴くと、呼吸が急に深くなるのです。きたきたきたー!今回は最初からいい感じ!!!
2. Rameau: Pieces de clavecin “La Poule” “Les Sauvages”
…いや、大丈夫じゃなかった。前回も、アップライトピアノの音がズッキーン!と耳に響いて大変だったんですよ。ただそのときは下手側で、アップライトピアノの裏側だったからまだ良かったのかもしれません。今回は正面側だったからか、前より酷いかも。ヤバイ、集中できない…。
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残念ながらここからは、あちこちで感じたことを、とりとめもなく書いていく形式に変更いたします。
ーお気に入りー
それはやっぱり、Human Universe!!! 「広い宇宙に一人きりのイメージで聞いてください」的なことをおっしゃっていたと思いますが、今回はワタクシの中でストーリーが仕立て上がりました。
宇宙に一人きり。
やった一人だ!ウェーイ(ノリノリ)!
宇宙での生活にも慣れてきて、一日のルーティンが完成。
でも、誰かにここにいることに気づいてほしい。。。
でも、誰も気づいてくれない(焦り始める)。
誰か!誰か!気づいてくれー(悲痛な叫び)!!!
…そして一人宇宙の藻屑と消えていく(その声は誰にも届かない)。
こんな感じに聞こえたのですが、みなさんはどんな感じに聞こえるんでしょう(笑)?
ーワタクシ的”Reimagine”ー
Reimagineは再構築という意味で、コンサートをきっかけに、この曲の印象が代わったとか、何かしらの刺激を受けてくれると嬉しい、というのが今回のツアーのテーマでした。
今回印象が変わったのは、カプースチンと、バッハが演奏されるパートで、ロックっぽいバッハはいいな!ということ。もともと、ワタクシはバッハが非常に苦手で、速いテンポで小刻みなリズムを刻まれると非常にイライラしてしまうタイプの人間なのです。でも、このコンサートでは、角野さんがバッハをカプースチンに寄せて演奏してくれるので、ノリノリでカッコイイ!と思う瞬間がありました。
…ジャズっぽいよりも、ロックな感じが、ワタクシの好み♪
ーMCー
京都コンサートホールでは初めての公演で、満員のお客様とともに迎えられたことを嬉しく思う、的なことをおっしゃっていました。…TL見てたら、京都での一人でのコンサートは初めて、とお話しされていたんでしょうか?
1ヶ月半くらい回ってきたツアーもあと3本になって、ちょっとさみしい、と。
2進法の説明とか、宇宙の話は、多治見で聞いたときとほぼ同じでした(笑)。アップライトピアノの話は、わりとあっさりしてたかな?
そして、相変わらずウロウロしながらお話しされていたわけですが、今回ステージから近かったこともあって、その歩いている後ろ姿を見ていたら、昨年末某所でワタクシの前を歩いていたおにーさんは、やっぱりこの人だったに違いない、という変な確信を持ちました(笑)。←あ、これは完全に独り言(笑)。
ーアンコールー
1曲めはアップライトで。曲名がわからなかったのですが、TLによると、
1. バッハ:フランス組曲 第5番 1.アルマンド BWV816
という曲のようですね。続いて、どっちで弾こうかな?と迷った挙げ句、
2. 久石譲:あの夏へ
去年文化パルク城陽で聞いたことを思い出しましたよ~。確かに、この曲はアップライトピアノが似合う。センチメンタルな雰囲気がよく出ています。
そして、ここでMCがあって、
3. I Got Rhythm
座席の辺りに傾斜がなく、前の方の隙間から見ていたので、画角を狭くせざるを得ませんでした(汗)。かといって角野さんをアップにすると、ステージ後ろの席の方が特定されてしまう可能性もあるし。…う~ん、と悩んだ末、限定リンクでUPしておくことにしました。共有はご遠慮ください。
画面が狭いわっ(笑)。…最後靴音入ってますね(トンッ)♪
そして何度も何度もカーテンコールに出てきてくれて、最後は、後ろのひな壇に登って様々な方向の方にお辞儀をされていました。
ちなみに、角野さんが退場された後、ステージ上の電球が公演数を示していたのですが、客電が落ちたため、ほぼ真っ暗に!帰りの電車が結構ギリギリだった方は、急いで会場を後にしようとしていたので、焦ったのでは?…ワタクシもです(汗)。
ー個人的感想ー
追憶と、主よ、人の望みの喜びよは、2曲連続アップライトで演奏されるので、その時がピンチのピークでした(汗)。そのあと、Human Universeでかなりテンションが上ったりして、持ち直したのですが、気づいてしまったのです。
…耳の心配ばかりしていて、全然曲に集中できてない(汗)。
実際終わってからも、会場を出るまで、地下鉄の駅に向かう途中、地下鉄の中でも、コンサートのあれこれを楽しそうに語っていらっしゃる人にたくさん遭遇したんですよ。そりゃ、もちろんそうですよ。…なのに、ワタクシは楽しめてなかったな(しょぼん)。
耳が痛くなるのは特定の音域だけで、いつもというわけではないのです。現に、アンコールの2曲は特に問題なかったのですが、追憶と主よ~は、ワタクシの苦手ゾーンの音が続くから駄目らしい(汗)。あと、グランドピアノのときも、時々危ない時があります。そして、一旦痛み始めると曲どころではなくなるし、次またそうなったらどうしよう、と気になってしまうのが問題。
折角お金を払ってコンサートに行っているのに、これでは元も子もないですよね。演者や他の観客のみなさんにも申し訳ないし、チケットが取れなかった方にはさらに申し訳ないし。オケだけでなく、ピアノのコンサートもしばらくお休みかな…。
“Reimagine”の負の側面も経験してしまった…。
いやいや、コンサートはもちろん素晴らしかったです!これは単なるワタクシの事情で。
ー角野隼斗全国ツアー2023″Reimagine”個人的振り返りー
印象が変わったり、新発見をしたり、大いに刺激を受けました!
その反面、
好きになろうとしても、どうしても好きになれないものもあると再確認しました。
…大人になりましたね←いくつやねん(笑)。
なかなか、人生はうまくいかないものですね。。。いいお勉強になりました。ありがとうございます。
ちなみに、ツアーファイナルは配信もあるそうなので、みなさんお楽しみください。