ドラマ『ニュー・アムステルダム/医師たちのカルテ(シーズン1)』

基本的にあまり家にいないので、ドラマを見ることが出来ないのですが(汗)、医療系ドラマは好きなので、WOWOWメンバーズオンデマンドで、見てみました☆ アメリカ最古の公立病院の改革に挑んだ医師の実話をもとにしたドラマです。

―ニュー・アムステルダムはこんな話―

主人公は、経営難に苦しむ公立病院に、医療ディレクターとしてやってきたマックス。…って聞くと、マックスがバリバリ医療改革をするのかと思うでしょ?ところが、マックス自身、咽頭がんを抱えていたり、妻とうまくいっていなかったり、子どもが出来たり、そして同僚の医師たちも様々な問題を抱えていたりして、かなりヘヴィーな感じ。

 

―見どころ―

普通医療ドラマというと、基本的には毎回運ばれてくる患者さんがメインな印象ですけど、このドラマに関しては、スタッフの方がメインであるような印象を受けます。それも、志高く、たくさん患者さんを治療するぞ!という感じではなく、医師であること、医療との向き合い方に苦悩する場面がよく出てきます… 治療する医師も人間なんですよね。

それから、めくるめく展開も見どころです。1話の中でも様々な出来事が起こりますし、毎回、毎回クライマックス、みたいな、インパクト大の設定になっているので、目が離せません。特に、シーズン1のラストは… これでもか!というくらい、一難去って、また一難… ちょうど、某ワニさんの最終話を見たあとだったので、絶句。…思わず、ネットで続きのストーリーを検索したことは内緒(笑)。

 

―死はいつ訪れるか―

折角、ワニさんのことにちょっと触れたので、突然やってくる死についてのことも書いてみようと思います。

100日後に死ぬワニさんのお話は、ちらほらTLに流れてくるからなんとなく見てた、という程度で、そんなに一喜一憂してたわけじゃないですけど、死ぬときがいつなのか決まっているというのは、ワタクシにとっては羨ましいことです。計画的に過ごせるし、ちゃんと準備できるから。

それは読者側にも言えますよね。最初から、この日に死ぬんだって分かってて、ワニさんの様子を見守っていたわけですよね。

でも実際には、自分の死がいつ訪れるか分からないわけですよ。ワニさんのように交通事故に遭うかもしれないし、地震に襲われるかもしれないし、通り魔に遭うかもしれないし。…ただ、ドラマの場合、シーズン半ばで主要人物が亡くなったりはしないだろうという、安心感はあります(笑)。

それは逆に言うと、いつまで生きるのかも分からない、ということなんですよね。ワタクシ的にはこちらのほうが心配です。いつまでも仕事ができるわけでもないし、急に病気や怪我をしたら、その後の生活はどうなるのか、とか、老化で目や耳が不自由になったり、認知症になったりしたらどうしようとか。

そしてワタクシ的に分からないのは、何故「死にたくない」とか「死ぬのは怖い」と思う人が多いのかな?ということ。もちろん、守るべき家族がいる、というのは大きな理由の一つに挙げられると思うんですけど、そんなに生きて、何をしたいのかな?と不思議でしょうがない(笑)。どうせ死ぬのに。

でも結局、死ぬことも、そこまで行かなくても病気にかかったり、出逢ったり別れたりすることも、運がいいとか悪いとか、なのかな?という感じです。そして、それはいいことでも悪いことでもない… 考えてもどうしようもないくらい、ワタクシたち人間の範疇を超えた存在なんですよね。

…ちなみにワタクシは、いつも全力投球なので、思い残すことなんて何もありません、はい(笑)。

 

―まとめ―

ということでかなり話はそれましたが、評価は☆☆☆☆彡4つ半。いいドラマでした~。

視聴率のためにあれこれ策を練っているとは思いますが、事実は小説より奇なり、だと思います。いろんな人の人生の断片を見ることは、勉強になりますし、いろんなことを考えるいいきっかけになります。

それにしても、医療関連の仕事を志す人が増えたなぁ~と、仕事をしててよく思います。一昔前だと、看護師さんは、3K(キツイ、汚い、危険)と敬遠されていたことが、信じられない。…某ウィルスのこともあって、最近特に、医療関係のお仕事についている人を尊敬します。

それはさておき、続きが気になるので、シーズン2の放送をお待ちしております☆

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