BSテレ東「おんがく交差点【角野隼斗・YouTubeで話題沸騰!東大出身ピアニスト!!】」

ある日、角野隼斗オフィシャルサイトを見ていたら、テレビに出演されるというお知らせがっ!…地方民にも優しいBSでの放送!でも、朝8時とか120%寝てるやん(笑)。というわけで、愛が試された結果はいかに!?

完全夜型人間のワタクシは、前の夜というか朝普通に6時まで起きていたので、明らかに起きれなそう(汗)、でも一応目覚ましをかけておこうと思って寝たら、7:45に一発で目が覚めるという奇跡が起きた(笑)。とはいえ頭は朦朧… 寝落ち寸前(+動悸)。番組が始まったら、目はパッチリ開きましたけどね。

司会は春風亭小朝さんと、ヴァイオリニストの大谷康子さん。…小朝さんって、ものすごく久しぶりに拝見しました。大谷さんもまた、以前はよく「題名のない音楽会」で拝見していたな~、とこれまたお久しぶりな感じ。こんな番組が放送されているんですね… 普段テレビをほとんど見ないので番組の存在を存じ上げておりませんでした。

 

-番組内容-

最初に、軽く角野さんの経歴の紹介がありました。

 

・指の独立

まずは小朝さんが、「以前Cateen’s Piano LiveをYouTubeで見たとき、ラヴェルの「水の戯れ」を聴いて、音の粒が立っていると感じた」との話をされ、角野さんが「水の戯れ」を少し演奏されたあと、「指の独立と2と4の指を鍛えることが大切である」ということを実演。

でも横からの映像だったので、正直わかりにくかった(汗)、ということで思い出したのがこの動画です↓

ホント、角野さんの音色ってキラキラしていますよね☆

 

・お母さまの話

お母さまが、ピアノの先生のところに連れて行ったとき、「この子は学業のほうが向いているので、ピアノはそこそこでいいです」とおっしゃったというエピソード。

角野さん曰く、「覚えていないが、おそらく中学受験のときだったのではないか」とのこと。グランプリをとるまでは、角野さん自身も音楽を仕事にするとは思っていなかったが、グランプリをとったことで、責任を持ってやらなきゃいけないのかもしれない、と思うようになり、お母さまも応援してくれるようになった。

 

・トイピアノとスタインウェイで「トルコ行進曲」♪

修士論文を書き終えたごほうびにトイピアノを買ってみたら、アイディアがたくさん浮かんできて、動画を投稿したらバズってしまった。

というわけで、放送でも演奏してくれたのですが、ピアノも併用して難易度更にパワーアップ!!!…大揺れのトイピアノ(笑)(凄すぎ)。

 

・効果的な練習法

動画を撮って自分の演奏を「見る」というのは、凄く勉強になる!これには大谷さんも激しく同意。

 

・AIをクラシックとどう結び付けるのか

機械が人間の演奏、作曲、編曲を再現できるのか、人間が機械と共演できるのか、に興味がある。

そういえば先日、「らららクラシック」でAIが人間と共演してましたよ~。「音源分離」とか角野さんの口から聞いたことがある言葉が頻繁に登場してて、興味深かったです。

 

・グリーグ「感謝 Op. 62-2 抒情小曲集より」を大谷さんと演奏♪

ヴァイオリンの音色が素敵!それに加えて、角野さんが大谷さんを頻繁に見ながら伴奏していく様子が貴重でした(譜面立てにはタブレット)。(ヴァイオリンとはほとんどコラボしたことがないとのこと)

音楽にはさほど詳しくありませんが、角野さんって人に合わせるのが上手だな~と常々感じています。連弾のときでも、角野さんが伴奏しているときって、凄く安心感、安定感がある☆ ねぴらぼのときも、常に周囲に気を配って演奏されてましたしね♪

 

・ショパンコンクールを分析

「コンクールを目指している人たちを総合すると、総合値が見つかるのではないか」と角野さんが話すと、「予選を突破するには、データ分析は効果的だろう」と大谷さんも同意。あくまでも、「ショパンという音楽をどう弾くのが理想であるか、というのを見つけられたらいいな」とのこと。

 

・優勝しても欠けていたモノ

ピアノ以外のことをあまり知らなかった。フランスでのレッスンを受けたとき、ピアノ一台でもオーケストレーションを考えることが大切だと気づき、コンサートに行きまくって、音色の多彩さを学んだ。(フランスの学生には、ラーメンよりコンサートのほうが安い)

先日のCateen’s Live #13 (Symphonic Special)では、ひとりオーケストラしてましたよね~♪

 

・人生のメリーゴーランド (映画「ハウルの動く城」より)を大谷さんと共演♪

番組では、ピアノ、ピアニカに加え、ヴァイオリンとのコラボ。

凄く素敵でした!ホースをくわえながらピアノ弾いてるのかわいい♪ ちなみに小朝さんが、「大谷さんは、若くて才能のある人と共演すると母性が出る」とおっしゃり、「なるほど~」と答える角野さん←どう答えたらいいか、わかんないですよね(笑)。

 

・エンディング

小朝さんが、ユーミンさんが昔「育ちがいいというのは、お金持ちということではなくて、いろんな人の愛情をたっぷり受けて育った人だ」と言っていたというエピソードを紹介し、「角野さんを見ていると、そういう感じが凄くする。老舗のお店の若旦那みたい。才能があって人柄がいいから、これからきっと凄い!来年のショパンコンクールが楽しみ」とおっしゃっていました。

-感想-

角野さんのあれこれを一通り視聴者に知ってもらうには、いい番組だったと思います。…横で大谷さんが、うんうん!と凄くうなずいていらっしゃるのを見ると、確かに、お母さんのようでしたね(笑)。そう考えると、小朝さんも年配だし、一人で乗り込んでいった角野さんにはなかなかハードルが高かったのでは!しかし落ち着いたトーンで、しっかりと話されるので、見ていて安心しました。

そして「人生のメリーゴーランド」がめちゃめちゃ好きなワタクシとしては、貴重なコラボ演奏はとても嬉しかったですが、やっぱりテレビだとちょっと音が残念でしたね。音の柔らかさは伝わっていましたが、ストラディバリウスとスタインウェイならもっと音が凄く広がるはず… まあ、そこはまたコンサートに行ける日までのお楽しみということで☆

角野さんカッコよかった~!これからもっとテレビに出てくれますように♪

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