2/5 角野隼斗全国ツアー2023 “Reimagine” @バロー文化ホール(多治見市文化会館)

ツアーが発表されたとき、折角なら行ったことがない場所に行こうと思ったんですよね。で、とりあえず、隣県の多治見… でも名前は聞いたことあるけど、どこ!?しかも、2月の初めの方だと、雪に埋もれてお出かけできないかも、と心配しながら、とりあえずチケットを取ってみたら、ピーカンお天気←まかせとけ!超晴れ女だからね(笑)!

ただ、ワタクシ、バッハが非常に苦手なのですよ。同じテンポで小刻みにリズムを刻まれると、だんだん気がおかしくなってくるという… 隣で貧乏ゆすりなどされた日には発狂してしまう(汗)、ということで、かてぃんラボを見ても、不安が募るばかり。大丈夫かなぁ~。

開演前は、折角なのでスタバにお出かけして会場へ。…Googleマップさん、安定の、どこ行くねん?って細い裏道を案内してくるから、忙しくツッコミを入れながらも無事到着(笑)。…目の前に広い道あるのに、なんでそこ曲がんの(笑)!

ちょっと反射してますが。…ホントにね、天気が良すぎ(汗)。

会場の前に置かれていました。

とりあえずグッズ… 白トートは売り切れでした。いや、マジで、キャッシュレス人間としては、電子マネーで決済できるの大歓迎です!今までは、ツアーに行くとなると、ATMはどこ!?ってそこから始まってましたからね(笑)。ストレスが大幅に軽減されました☆ でも今日は大荷物なので、とりあえず、キーホルダー!

そして開演。

座席は下手のほうで、グランドピアノの手元は見えるけど、アップライトの方は全然見えないお席でした。…次は上手なので、まあいいか。

 

1. J.S.Bach: Invention No.1 in C major BWV772
 (インヴェンション第1番ハ長調)

まずはグランドピアノで。手が軽やかに鍵盤の上で舞い踊ってました♪

 

2. RAMEAU: Pieces de clavecin “La Poule” “Les Sauvages”
(新クラヴサン組曲集第2番(第5組曲) 雌鳥、未開人)

アップライトピアノに移動。なぜか、アップライトピアノのほうが、耳にジンジン響いて… しまった、耳栓するの忘れてた(汗)。カタカタした音も、時折聞こえていましたね。

 

3. Gulda: Prelude and Fugue in E-flat minor
 (プレリュードとフーガ 変ホ長調)

再びグランドピアノで。演奏前に、数回カウントを取ってから、ぶわ~っと弾き始めていました。ジャジーな感じで、ノリノリ♪ こういうの好き♪ 時折指パッチンも☆

ーMCー

角野さん:みなさんこんにちは。角野隼斗です。岐阜っていうと、コンサートどころか、降り立つことすら初めてだったんですけど、名古屋から意外と近いんですね。岐阜にお住まいの方?他から来られた方?…初めて来られた方いらっしゃいますか?…(結構多し)。今日はお越しいただきありがとうございます。

という感じで、軽いご挨拶の後、ツアータイトルになっている、「Reimagine」についての解説、アップライトをつれて回ってる、という話がありました。

あ、MCは、多分どこも同じようにお話されているところは、まだご覧になっていらっしゃらない方もいると思うので簡潔に、その日だけのところは詳しく書いておきます。

 

4. Hayato Sumino: Recollection (追憶)

5. J.S.Bach: Wohl mir, daβ ich Jesum habe BWV147
 (主よ、人の望みの喜びよ)

このあたりは、アップライトピアノでした。そして耳栓をしたので、このあとは、大丈夫! …一昨日、V系のライヴに行ってきたんですけど、その時は耳栓はいらなかったのに、クラシックのコンサートは耳栓がいるってどういうことなんでしょう(むー)。

 

6. J.S.Bach: Partita No.2 C minor BWV826
 (パルティータ第2番ハ短調)

こちらはグランドピアノでの演奏でしたが、ワタクシ的にだんだん雲行きが怪しく(汗)。みなさんは、バッハのどんなところに惹かれるのでしょうか?「主よ、人の望みの喜びよ」は、まだテンポがゆっくりなのでいいのですが、この曲を聴いていると… 特に、もし練習したとして、何度も何度も聴いたら、ワタクシホントにヤバくなりそうな雰囲気がしました… 麻薬のような感じ。でもその分ハマったら癖になる感じなんですかね?

 

ー休憩ー

 

客席のみなさんが、ステージ前まで来てお写真を撮っていらしたので、ワタクシも行ってみました(笑)。ピアノの調律のほか、ステージ後ろに、照明がセッティングされました。

4機設置完了!…TLで見かけた、2進法を表す照明ですね。

そして、白シャツから黒シャツに着替えた角野さんが登場。

 

ーMCー

ここで、後ろに立っている4本のライトについての紹介。単純に、右の方から、「1」「2」「4」「8」と紹介されていましたが、図に描くとこんな感じですよね。

例えば「13」の表し方。

簡単に言うと、2進法の場合は、2のときに次の桁に繰り上がるってことです。普段10進法で、1から9まで数えて、10のときに一桁繰り上がる、あれと同じ。

ただ、ワタクシ仕事で数学も教えているのですが、整数のところが大嫌いで(汗)、あんまり聞かないでね~と内心思いながらも、質問されたことには頑張って答えているという(笑)。不思議なことに、理系の子だと整数のところの問題もスラスラ解いてますが、文系の子は脳が拒否する!って子が多いです…ワタクシも圧倒的に後者(汗)。

どの曲を弾いているかがわかる、という視覚的な配慮は、YouTubeの動画で、「Level○」ってテロップを出す、あれをもっとオシャレにやっている感じですね(笑)。

 

7. Hayato Sumino: New Birth (胎動)

場内が非常に暗い状態から演奏が始まって、途中で、ステージ上の照明がぱぁー!っとついた瞬間、生まれた~!って感じました。大学のレポートとかの課題で、うんうん唸りながら、ああでもない、こうでもない、と考えているうちに、あぁ!これだっ(ピンコーン)!って閃くあの感じ!

ひらめいた人のイラスト(男性)

これね(笑)。

しかも4つ+ステージの照明全部が点灯したら、ノーベル賞ものの発見をしたに違いない(笑)。

これまで、胎動っていうと赤ちゃん、っていう発想しかなかったんですけど、こういう経験めちゃめちゃしてますわ(笑)。ということで、非常に身近に感じることができたのはよかったです☆ …産みの苦しみ、とか普通にワタクシも言ってますもんね(笑)。

 

ーMCー

宇宙の話をしながら、相棒のアップライトピアノを愛でたり、あっちにウロウロ、こっちウロウロ(笑)。

 

8. Hayato Sumino: Human Universe

宇宙っていうとクラシック、みたいなイメージがついたのは、『2001年宇宙の旅』の影響が大きいと思うのですが、こういうちょっとジャジーかつロックっぽい曲もいいですね。ちょうど今、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を見ているので、もし宇宙に音が響き渡るとしたら、どんなかなぁ~?とあれこれ思いを巡らせました。

そこで昔のことを思い出したんですよね。母校っていうか今も在籍中ですけど(笑)、慶應義塾大学では、総合科目(一般教養)が、人文科学、社会科学、自然科学に分かれていて、そこから単位をまんべんなく取らなきゃいけないんですよ。だから、文学部だったワタクシも、自然科学=理数系の科目を何かを取る必要があって、「物理学」を選択しました。

元々宇宙が好きで、「新スタートレック」にめちゃめちゃハマり、ワープって何?ワームホールって何?みたいな感じで興味があったので、レポートでは、タイムトラベルについて書きました。そこで、そういう映画をいくつか挙げて、「この部分は物理的におかしい!」と、ただただケチをつけたという(笑)。そのとき、超ひも理論とか、時空のねじれ、歪み、とかの本も結構読んだんですよね。

特殊相対性理論では、光の速度を超えるものはこの世に存在しないことになっているのですが、スタートレックの世界では、ワープ1が光速、急ぐときにはワープ7とかで普通に移動するんですよ。物理学を勉強するうちに、それって不可能じゃない?と、幻滅するかと思いきや、ワープ航行をするときには、宇宙船がいる空間ごと移動しているので、光の速さは超えていないんですって!!!うまくできてる(笑)。

そして、ワープ10になると、理論上宇宙のあらゆる場所に同時に存在することになってしまうので、問題が発生してしまうのですが… 時間や距離を超えたあらゆるものが、同じ空間に存在する、そういう世界がこのコンサートなんだ、ということにこの時点で気づきました。そして、それを体感できたのが、次の曲。

 

9. Kapustin: Eight Concert Etudes Op.40
 (8つの演奏会用エチュード作品40)
 I.Prelude
 II.Reverie
 III.Toccatina

 J.S.Bach Invention No.13 in A minor
(インヴェンション)

 Kapustin: Eight Concert Etudes Op.40
 IV.Remembrance
 V.Raillery

 J.S.Bach Invention No.4 in D minor

 Kapustin: Eight Concert Etudes Op.40
 VI.Pastoral

 J.S.Bach Invention No.14 in B-flat major

 Kapustin: Eight Concert Etudes Op.40
 VII.Intermezzo
 VIII.Finale

一応、後ろにライトがあるから、どの曲を演奏しているかはわかるのですが、それでも、カプースチンなのにバッハっぽいとか、またその逆もしかりとかが随所にあって、めちゃめちゃ興味をそそられました。

そうですね、今回のバロックに限らず、クラシックの曲を現代で弾く、それ自体、時空を超えちゃってるわけですもんね。そういう世界を知ることで、凄く自由を得たような気になったというか、ワタクシも、バッハは苦手、なんてつまらない、些細なことなど言っていないで、もっと自由に羽ばたこうって思いました(笑)。

 

ーアンコールー

 

人生のメリーゴーランド

この曲ホントに好きで、映画を見に行ってから、しばらく朝のアラームに使ってました(笑)。

 

羊は安らかに草を食み

何かこれを聴くと、Cateen’s Piano Live終わりって感じがします♪

 

ーMCー

 

そして最後のご挨拶。初めての岐阜で、たくさんの方に来ていただけてよかった、という言葉と、まだツアーは6本目で、折り返し地点にも来ていないから、これからも頑張りたい、とか、ラストの「Rhapsody in Blue (short ver.)」は撮影OKという話とか。

角野さん:1つお願いがあるのですが、みなさん撮影をされていると、最後の拍手が少なくなってしまって寂しいので、拍手もお願いします。

はい、了解です!

 

Rhapsody in Blue (short ver.)

とカメラを構えたものの。

これは何も撮れないヤツでは(汗)。

でも幸い通路横だったので、ちょっと横に体を移動。なんとか、お見せできる範囲が一番最後の部分だったので、おすそ分けします。…頑張ったでしょ(笑)?

かてぃんさんからも「いいね」をいただけていたので、よしとする(笑)!手元はちゃんと映っているし☆

 

ということで、16:00開演、18:05くらいに終演しました。 …実は夜お仕事があったので、帰りの電車の時間が決まっていたのですが、余裕を持って駅に到着しました。

駅周辺にはイルミネーションが☆ あと、コンコースにはストリートピアノも設置されていましたよ♪

ということで、余韻もへったくれもなく、名古屋からの新幹線で動画を投稿したり、レポを書いていたら… 久々の新幹線だったのに、乗ってたのあっという間過ぎた(笑)。

そして帰ってきてお仕事して、今に至る、と。

マジで、余韻に浸れない~(汗)。でも、来月ももう一本行くし、その頃には仕事も落ち着いていると思うので、ちゃんと曲も聴いてから臨みたいと思います♪

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