実は、5月に上演される新作のチケットが取れたんですよ!!!それに加えて、U-NEXTで、以前から見たかったREADING HIGHの過去作品が入っていることに気づいたので、予習がてら見てみることにしました。
Table of Contents
作品概要
Chèvre Note ~シェーヴルノート~(2019)(広告)
出演
ジル・ド・レ:中村悠一さん
アランソン公:梶裕貴さん
ジャンヌ・ダルク:沢城みゆきさん
ラ・イル:梅原裕一郎さん
シャルル7世:津田健次郎さん
リッシュモン大元帥:諏訪部順一さん
グラシャ=ラボラス:大塚明夫さん
会場
舞浜アンフィシアター
公演日時
2019年1月12日(土)、13日(日)
あらすじ
百年戦争のヒロイン・ジャンヌ・ダルクは、実は作られた聖女だった!?
フランス軍と国民の士気を鼓舞するために、ジャンヌ・ダルクは素晴らしい演説を行い、先頭を切ってイングランド軍に立ち向かった。実はその背後では、ジャンヌを聖女に仕立てるため、人間だけでなく悪魔をも巻き込んで、数々の思惑の応酬が繰り広げられていたのだった。
↑は2021年に上演された、ジル・ド・レ役が小野大輔さんver.です。 作品自体はこんな感じということで、ご参考までに。
見どころ
物凄く面白くて!瞬く間に2回見てしまいました。ワタクシ的に印象に残った点をいくつあげたいと思います。
ストーリーの素晴らしさ
ジャンヌ・ダルクが、実は聖女ではなくただの詐欺師だった、というオープニングだけで、一気に作品に引き込まれました。
ワタクシ事ですが、以前は文学部でフランス文学を専攻しており、「フランス」の文字を見るだけでテンションが上がる人間なのです(笑)。それはさておき、史実や当時の時代背景、文学の知識が多少なりともあるワタクシを、存分に楽しませてくれた作品だったと思います。
ジル・ド・レについて、ネット上で再確認してきましたが、黒魔術を使う危ない人であったことは確かなようです。
大量殺人貴族ジル・ド・レの所業~ジャンヌの戦友は伝説級の鬼畜也
ただ、ある意味健全にその趣味が使われるというか、どのキャラクターの思惑も、納得できる理由があり、それがうまく散りばめられて、見事に回収されるという!ただただ、素晴らしいの一言に尽きましたね。
キャストの素晴らしさ
今をときめく声優陣が、各キャラクターを見事なまでに魅力的にしてくれていました。
まずは、津田健次郎さん。シャルル王太子→国王になるのですが、世間知らずのボンボンというか、ちょっと幼稚な王様感が見事で、普段のツダケンさんとは違う魅力を見せてくれました。
そして中村悠一さん。貫禄が凄い!何も言うことがないほどの素晴らしさで、5月に生で演技を堪能できるのが非常に楽しみです。
諏訪部順一さん。冒頭から、これでもかという、イケボのオンパレード。しかも凛々しく気高い男の雰囲気から、真っ黒な悪巧みがあらわになる悪い男の雰囲気まで、演技力の幅が素晴らしくて最高すぎました。5月に初めて諏訪部さんにお目にかかれるのが楽しみです。
梶裕貴さん。ジル・ド・レの親友を演じていらしたのですが、友への信頼、心の葛藤を見事に演じていらっしゃいました。お声が素晴らしいのは言うまでもない♪
沢城みゆきさん。聖女としての演説は素晴らしいですし、単なる詐欺師としての庶民感あふれる語り口調や、素直な感情を吐露する場面まで、同じ人が演じているとは思えないほどの素晴らしさでした。素敵なお声ですわ♪
大塚明夫さん。悪魔の役だったわけですが、これ以上ない素晴らしい配役です。もう圧が凄い(笑)。天下無敵の最強悪魔なんですけど、半ばお遊び的な部分もあるところが、逆に悪魔らしいというか、魅力的で、愛すべきキャラクターに仕上がっていました。
梅原裕一郎さん。最推しを敢えて最後に書いているわけですが、いや~、泣かされました(号泣)。最近の作品って、梅原さんキャラ自身がラスボスな感じがあるので… いや、この作品でもその点についてはあながち間違っていないのですが、ジル・ド・レの忠実な部下、長いものには巻かれるしかない無力な若者を演じている姿が新鮮!!!…しかも時々映る姿が、イケメンすぎてもう(ためいき)。耳でも目でも楽しませていただけて、最高すぎました。
早くも1週間が経とうとしてます。ロスというか、毎日通勤でプレイボタンを聴いては舞台を思い出しているので実感がありませんが、個人的な名場面を写真とともに振り返っても良いでしょうか? #音楽朗読劇シェーヴルノート pic.twitter.com/pEGrzQ0xqi
— READING HIGH【公式】 (@ReadingHigh) January 18, 2019
演出の素晴らしさ
3.5次元とも称されているこの作品は、生演奏、スモークや火の演出、舞台セット、キャストさんのお衣装も相まって、総合芸術に仕上がっています。
そしてその演出を最大限に活かして、戦闘や魔法を使うシーンを舞台上で再現しているので、それはそれは凄い迫力!…生で見ると、更に何十倍にも凄そうです。
声優さんの朗読劇には何度か足を運んだことがあります。それこそ演者さんのセリフだけで世界を構築する作品も、それはそれで素晴らしいのですが、たまにはこういう大スペクタクルショー!的なものもいいですね。
まとめ
今回ワタクシはU-NEXTさんで視聴しましたが、他のプラットフォームでもレンタル配信されていますので、未見の方はぜひご覧ください。いや、もう、ホントに凄いから!!!
久々に、1つの作品を夢中になって見る、という体験ができました。レンタルは1週間なので、後何度か見てみたいと思います。
また、梅原さんが他にも出演されている『El Galleon~エルガレオン~
』(広告)『THANATOS~タナトス~【梅原裕一郎/早見沙織/鈴木達央ver.】
』(広告)『THANATOS~タナトス~【梅原裕一郎/早見沙織/福山潤ver.】
』(広告)も配信されているので、ぼちぼち見てみたいと思います。
新作『ROAD to AVALON』について
2024年5月11日(土)~12日(日)に、東京ガーデンシアターで、新作が上演されます。
ストーリー的には、公式サイトによると、「アーサー王伝説が終焉を迎える、ほんの少し前の物語」とのこと。
実は、これまたワタクシ事ですが、文学部時代、ガウェイン卿ついてのレポートを書いたり、スクーリングを受講したりした経験がありまして、これまたタイムリー!ただ、肝心の梅原さんが演じていらっしゃるガレスはイマイチ思い出せず、どんなキャラだったかしら?と検索した次第です(汗)。…大塚明夫さんがマーリンとか、また適役すぎる(笑)。
出演
ランスロット:中村悠一さん
モードレッド:杉田智和さん
ガウェイン:安元洋貴さん
湖の乙女/幼少期のアーサー王:沢城みゆきさん
ガレス:梅原裕一郎さん
アーサー王:諏訪部順一さん
アンブローズ・マーリン:大塚明夫さん
去年の公演のチケットがことごとく外れたこともあり、今回チケットが取れたことに大感激☆
どんな作品なのか、また生で体感する演出の凄さが楽しみでなりません♪ ちなみに、3/16に開業する北陸新幹線で東京に行こうと思っているので、それもまた楽しみです♪