ピアノはもちろん、声優さんも好きなので、アニメ『ピアノの森』の第1期は、毎週楽しく拝見いたしました♪ しかし、思いっきりコンクールの途中ですけど!?来年まで待てと(苦笑)?…このペースで進んでて、3ヶ月で終わるの?と最初から心配していたんですけど、あぁ、そういうことですか。。。
と思っていたら、「ピアノの森コンサート」ですと!しかも、ホントに森の中で!しかもしかも、こういうイベントって普通関東ですけど、関西じゃないですか!!!…折しも、反田恭平さんのピアノリサイタルに行って、大感動で、絶好調だったときにこのコンサートが発表されたので、チケットとるしかない!!!と、待ち構えてポチッとしましたよ☆
そしてチケットを発券してみたら、1列目!…ただ、番号が、これめっちゃ右側ちゃうん(苦笑)?しかも、一週間前くらいに天気予報を見たら、降水確率80%!!!…はぁ~、と気持ちが萎え萎えになっていたのですが、直前になったら、どんどん確率が下がって、な~んだ、いい感じ☆ 前日になったら、久々の奈良なので、ワクワクしてきて、喜び勇んで参りましたよ!!!
という、奈良の旅に関しては、また後日まとめて書きますね~☆
とりあえず、春日大社に行ったことがなかったので、折角だから参拝しようと参道へ… そしたら、ショパンのバラードの1番が聞こえるではありませんか!!!リハーサルやってる~♪ 参道は、ステージの裏側だったのですが、ステージの後ろには壁がないようで、参道からも見える~!
ただ、バラードの1番は、ホントに終わる直前で、ちょっとしか聞けず、リハーサルは続いて牛牛さんへ。ショパンの革命を弾き始めます。おぉ~!しばらく鑑賞していたんですけど、参拝客は誰も足を止めない… 凄い演奏聞けるのに!ちょっともったいないよ~!でも、かく言うワタクシもまだ参拝してなかったので、楽しみは後にとっておくことにしました。
…春日大社って凄く広いんですね。軽い山歩きですよ。そして、散々お散歩して、戻ってきたら、あれ!?ブラームスの、ハンガリー舞曲第5番が聞こえる!何?何?と思ったのですが、さすがに歩き疲れたのと、コンサート前にちょっと一息入れたくて、一旦カフェへ~。
そして日が暮れたころに、入場しました。CD購入者には、終演後にサイン会があります!と案内されていましたが、電車の時間が結構ギリギリだったので、今回はパス。グッズは、楽譜とか、アクリルキーホルダーとか、バッジとかがあったのかな?あんまりよく見えなかった。。。ちなみに、入場したら、チラシ+レインコートを手渡されました!いくら野外だからと言っても、入場者全員分に配るだなんて、ちとビックリ☆
そして座席の方へ向かったら… 客席後ろはずっと原っぱなんですけど、鹿さんたちがいっぱい!!!それとともに、ビデオカメラがあちこちにセッティングされている… 今後、どこかで見る機会があるのかしら!?
ちなみに、お席は、思ったより端っこじゃなくて、ビックリしました。そして、開演まで隣のお姉さまと歓談☆
↑明るいところと暗いところの差が激しくて、綺麗に撮れません(汗)。
そして開演~。
はじめに、春日大社の方が、春日大社の森について説明してくださいました。
そして、司会の女性の方が出ていらして、まずは反田恭平さんが紹介されました。反田さんは、黒いシャツに、黒いパンツ。全身真っ黒☆
Table of Contents
ー反田恭平さん・ショパン:英雄ポロネーズー
前日の横浜でのフェスの感想をあれこれ見ていたら、こんな弾き方できるんだ~!的なツイートを見かけたんですけど、ワタクシも全く同じことを思いました。この曲って、勝利を収めて凱旋だ~!オレを見ろ~!的な感じで、威風堂々としたイメージを持っていたんですけど、第1主題のところが、凄くふんわりしてて、ホントにビックリしました。にこやかに手を振ってパレードみたいな、そんな感じ。全体的にキラキラしてました☆ ホント、反田さんって、いい意味で裏切ってくださるわ~♪
そして、司会者が出てこられて、反田さんの経歴を簡単に説明されたあと、反田さんにあれこれインタビュー。12歳くらいのときにこの作品と出逢った。今の反田さんがあるのは、この作品のお陰と言ってもいいくらい。そんな作品に携われて、嬉しい。阿字野先生の演奏で意識したことは、左手を怪我しているということで、少し左手が遅れる感じに弾いた、のようなことをおっしゃってました。
そして、この会場の件については、まずは鹿!昼間、楽しそうなお写真をtwitterに上げてくださってましたよね。
「ピアノの森」コンサート@春日大社 !
????????????????????????????????????????鹿???? pic.twitter.com/BVXJVQUdh5— 反田恭平 Kyohei Sorita (@kyohei0901) 2018年9月24日
あの鹿の写真は、こんな感じで物凄く近づいて撮りました、との実演付き(笑)。更に、「鹿せんべいってあんまりおいしくないんですね」とか言い出され、どうやら味見された模様(笑)。そして、「鹿って、偉いですね~。移動中見てたらちゃんと信号待ちしてました」とか(笑)←いやいや、奈良にいたのは数時間でしたけど、鹿さんが悠々と横断歩道を渡るので、車が待ちぼうけ、バスの運転手さんが、痺れを切らしてクラクションを鳴らす!というシーン何度か出会いましたよ(笑)。
続いて、小学生時代の海くんと、丸山誉子ちゃんの演奏を担当している大山桃暖くんの登場。「もだん」くんって読むのね。胸に海くんのバッジがついててかわいい☆ 2005年生まれということで、かわいらしくて、「頑張ります!」とピアノの前に着席。せっせと椅子の高さを変えます。
ー大山桃暖くん・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280~ 第1&3楽章ー
ステージの後ろには大きなモニターがあって、アニメのシーンが流れます。それを見ながらなので余計に、あぁ、こんな感じ!と。歯切れがよくて、初々しい演奏でした♪
続いて、髙木竜馬さんがタキシードで登場。胸に修平くんのバッジがういています☆ 修平くんは、手袋をしているシーンがあったりしてデリケートだけど、髙木さんは小さいころからサッカーをしていて、しかもゴールキーパーをしていて!(観客:どよめき)、右手を突き指したときは左手の練習をして、左手を突き指したときには右手の練習をしてたけど、ある日両手を突き指してどうしようかと困っていたら、お母さんに、「だったらペダルの練習をしなさい」と言われたとか。(観客:更なるどよめき) ということで、幼少期は修平くんとは違ってましたとのこと… いやはやビックリです。
そして、役作りとしては、作品を読み込んで、読み込んで、アナリーゼして弾いたと。修平くんは、ちょっとピリピリしているところがあるので、アニメで見ているとちょっと辛いと。
また、先日、グリーグ国際ピアノコンクールで優勝されたということとも関連して、コンクールとはどのようなものか?という質問に、自分を掘り下げていくのと、新たな仲間との出会いの場であるのと、二面性がある、というようなことをおっしゃっていました… はっきりとは覚えてなくてすみません(汗)。
ー髙木竜馬さん・ショパン:エチュード 嬰ハ短調 作品10-4ー
ワタクシ、この曲を聴くと、どうしてものだめちゃんを思い出すんですけど。この息詰まる感じがたまらんです(汗)。
ー髙木竜馬さん・ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23ー
以前にもブログに書きましたが、ワタクシはバラードの1番が物凄く好きで、この曲には凄くこだわりがあります… こだわりすぎて、なかなかこれ!と思える演奏に出逢えなかったりするのですが、
感動しました!
胸熱で、途中からずっと泣きそうでした!
感情がうぉ~っと押し寄せてきて、いやはや大変(汗)。細かいところでは、いろいろと好みと違うところもあったのですが、髙木さんが作り出す曲の世界に、すっかり引き込まれましたね。髙木さん、気になる、気になる~。素晴らしかったです♪
続いて、牛牛(ニュウニュウ)くんもタキシードで登場。小さいときから見ているので、こんなに大きくなったのか!とビックリです… どうも今までの癖で、牛牛くんと呼んでしまう☆ そこへ、通訳担当として、先ほど演奏を終えたばかりの、髙木竜馬さんが再登場!さっきの、桃暖くんの口調を真似て、「頑張ります!」とのこと… 髙木さんおもろい(笑)。
牛牛くんは、ジュリアードを卒業したというだけあり、綺麗なアメリカンイングリッシュだったので、聞き取りやすかったです♪ そして、髙木さんも、いいお仕事っぷりでしたよ☆
インタビューの内容的には、小さいころから日本のアニメはよく見ていたので、出れて光栄!夢が叶った!しかし、この作品は知らなかったので、オファーをもらってから読んだ。パン・ウェイは小さいころに辛い経験をしていて、それには共感できる。彼は音楽に愛と情熱を捧げているので、僕もそういう演奏を心がけた。こんな感じだったと思います。
そして、髙木さんが訳し終えた後、「どうだった?」って普通に日本語で牛牛くんに聞くと、「Good!」と親指を立てたり、「すごいです!(だったと思う)」と日本語で答えたりしてました(笑)。
ー牛牛くん・ショパン:エチュード ハ短調 作品10-12 「革命」ー
これも、アニメのシーンが流れているので… 燃えるよ!燃えるよ!と思っていたら、ホントに演奏も激しくて、凄かったです… リハーサルのときはそこまで激しく燃える感じじゃなかったような気がするんですけどね。ちなみに、ワタクシのお席は結構右側だったんですけど、ピアノの蓋の裏側に、手の甲が映り込んでいたので、素晴らしい指さばきの雰囲気だけは何となく見えました。
ー牛牛くん・ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39ー
革命同様激しいところもあるけれど、それよりも柔らかい弾き方がとても印象的で、もっと牛牛くんの演奏を聴いてみたくなりました。来年はコンサートツアーをするとか言ってましたね。チェックしとこう。
そして再び反田さんが登場。「今日は、海くんになりきって弾いてくださるそうです!」との紹介から、
ー反田恭平さん・ショパン:プレリュード ニ短調 作品28-24ー
海くんがコンクールで弾くときのシーンが、モニターで流れます。海くんが席に着いて神経を集中させているシーンを、じっと見ている反田さん。あ、絵に合わせて弾くのね、と会場からは笑いが(笑)。そして、海くんが弾き始めるのと同時に、反田さんも弾き始めて、ほぼ同時に弾き終えました~。そして会場から安堵の笑いが☆
そして、反田さんにインタビューを始めると、ステージ後ろでは、椅子とマイクのセッティングが始まります。
反田さんは今ワルシャワに住んでいるというところから、ポーランドってどんなところ?という話では、空港の名前も、カフェの名前も、何でもショパン。そして、ポーランドの方はホントにショパンが好きで、曲が流れていると、みんな「あの曲」って知っている、と。ただ、サッカーのワールドカップのときは、以前はロシアに住んでたし、レコード会社はコロンビアだし、ということもあって、応援するのが難しかった、と(笑)。
そして、続く第2部では、関東と関西の精鋭からなる、室内楽のメンバーをバックに、ショパンのピアノ協奏曲第1番の、第1楽章を反田さんが、第2,第3楽章を牛牛くんが弾くとの紹介がありました。
ーショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11(室内楽版)ー
第1楽章が始まると、ステージ後ろの木々に緑のライトが当てられ、まさに森の中のコンサート感満載に!そういえば、まだ書いていませんでしたが、会場は鈴虫の声をバックに、時々鹿が鳴くというシチュエーション!ステージ上は、ライトのせいもあり蛾が飛び交っていましたが、演奏者のみなさんは全く気にする風でもなく、演奏に集中されていました。
第1楽章が終わって、反田さんと牛牛くんが入れ替わり、森には赤いライトが当てられました。牛牛くんが完全に曲に入り込んでいて、物凄く気持ちよさそうに、そして物凄く楽しそうに弾いてらっしゃいました。音楽って、こうあるべきですよね~♪ 凄く、心温まる幸せそうな曲に聞こえました♪ ちなみに、反田さんも牛牛くんも、手が空いているとき、ここっていうときには、指揮もしてましたよ。
そして反田さんも加わって2人でお辞儀をして袖に下がるとき、牛牛くんが、ステージ後ろの木々にライトが当てられていることに気づいたようで、指差していました。(第3楽章ではまた緑のライトになっていました)
そして反田さんが1人で出てきて、「もう1曲聴きたいですよね?」ということで、桃暖くんを呼び込みます。
ー大山桃暖くん・ショパン:子犬のワルツー
先日反田さんのリサイタルで、この曲聴きましたね~。演奏者によって、やっぱり感じが違う!そして、ワタクシもまた練習してみようかな、という気になる(笑)。
続いて、反田さんが牛牛くんを連れて登場。何と連弾ですと!…2人で1つの椅子に腰掛けているのがかわいい☆…だって、牛牛くんかなり背が高くてガタイがいいし☆
ー反田恭平さん&牛牛くん・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ー
ちなみに、反田さんが低音部、牛牛くんが高音部を担当。リハで聞こえたのはこれだったのか!アグレッシブでめちゃめちゃカッコイイ!!!もう1回聴きたい~!!!
そして最後に、司会者の方が出てこられて、「反田さんたっての希望で、ピアノの森のオープニングテーマ、『海へ』をいっしょに弾きたいということですので、どうぞ」というわけで、
ー反田恭平さん・海へー
タイトルバックの映像に合わせて、反田さんが演奏されました。やっぱり、映像に合わせて弾くのは、難しいみたいです。
最後は4人で、カーテンコール!みなさんホントに楽しそうで、袖に下がってもワイワイしてる声が聞こえてきたりして。ステージの上の人が楽しんでいる様子が、観客に伝わらないわけありませんからね!凄く温かくて、素晴らしいひとときでした。ま、時々、雨がぽつっと落ちてきたり、昼間とは打って変わってグッと涼しくなったりしましたけど、ピアノの森の世界が… 海くんがピアノを弾いてる環境が、束の間でしたけど味わえたことが、何よりも楽しかったです。
ということで、サイン会はパスして、会場を後にしましたが、行ってよかったです~。野外は楽しいわ☆ そして、出演者それぞれの演奏が更に気になりましたしね~、今後の活動にチェック☆ そしてそして、もちろん、「ピアノの森」の2期も要チェックなのです!他のピアニストの方も気になりますね~。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。個人の記憶ですので、細部には誤りもあるかと思いますが、大目に見てくださいね☆
雨宮修平の演奏を担当しています、髙木竜馬と申します。突然のコメントを失礼いたします。
先日は、ご来場頂きまして、有難うございました!出演者一同も、とても愉しく、充実した時間を過ごした、舞台となりました。温かいお言葉、励みになります。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
初めまして。グリーグ国際コンクール第1位、そして聴衆賞おめでとうございます。そして、ピアノの森コンサートでは、素敵な演奏を聴かせていただきありがとうございました♪ まさか、ご本人からコメントをいただけるなんて(驚)!
「ピアノの森」第2期での修平くんの演奏も楽しみにしています。そして、髙木さんの演奏会にも是非是非参加させていただきたいです!今後の更なるご活躍をお祈り申し上げます♪