3回目の提出で、労働法のレポートが合格しました。慶應通信・法学部に入学してから、それまではなんとなく合格を頂いている感じでしたが、このレポートで、やっと法学部の学生としての自覚が芽生えてきました!
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-労働法に取り組んだきっかけ-
会社員として仕事をする上で、時々会社から、書類への署名を求められたり、会社に関する変更点を説明されたりと、何でこうなってるんだろう?と思うことがあれこれあったんですね。
というわけで、勉強してみることにしたのですが、テキストは簡潔すぎて、あまり使えない(汗)。そこで、県立図書館で、参考文献にも上がっていた本も含め、あれこれ借りてきました。
-レポート1回目-
法学部に入学してから1年経った頃… 必修科目の憲法と民法総論、日本法制史、スクーリングで、法哲学、医事法、民事訴訟法の単位が取れていた段階で、取り掛かり始めました。それまでは法律学のレポートの書き方というものが、よくわかっていなかったんですよね。一応ストレートで合格してたのですが、なんか手応えを感じられないというか、何というか、モヤモヤしっぱなし(汗)。
2021年課題は、いわゆる用語の説明で、テキストや参考文献、判例を取り上げて書きました。
そして、約1ヶ月後、クリスマスイブに「不合格」の結果が出ました(苦笑)。講評欄を見ると…
・大学のリポートは、どのようなテーマであれ執筆者の問題意識に基づいた「小論文」です。従って如何なるテーマと言えども、単なる教科書・テキストの引き写しや整理を求めているものではありません。
これを読んで、あー!と思いました。
ワタクシは以前文学部を卒業したのですが、そのときは、例えば「ロマン主義の作品を1冊論じなさい」とか、漠然としたテーマであることが普通だったので、まずどの作品を取り上げるか、どこに着目して書くか、など、自分でテーマ性を見出して書くのが凄く楽しかったんです。でも法学部の課題は、もっと具体的なので、正直なところ、テキストを写して書くだけ、な感じなところがつまらないなぁ~と思っていたのでした。
でも、この講評を読んで俄然やる気がみなぎってきました。テーマを自分で選んで、あれこれ考えるのは好きよ!と☆
しかし、その後気になる点が…
・Wordは英文作成用ソフトなので、デフォルトが1行おき設定になり読み難く感じます。1頁36~40行程度・行間固定値として、行間が1行おきに空かないよう、書式設定をご変更戴けますと幸いです。
いやいや、それならそうと、レポート課題のところに書いといてくださいよ!!!しかもね、別に1行おき設定なわけではなくて、大学推奨の書式、1頁20行にすると、1行おきになっているみたいに見えるだけなのよ!!!!!
とちょっとイラッとしながらも、もっと好きに書いていいんだぁ~というワクワク感を抱いたのですが、そのまま2ヶ月ほど放置… 単純に冬場は仕事が忙しい(汗)。ということで、1月の科目試験もスルー。
-レポート2回目-
そして次は、テーマを打ち出して、書いてみました。誰もが思いつくようなテーマですし、なおかつ、法律もそのためにどんどん改正されているので、問題点を解決するためには、こういう制度があるんだから、このように活用すればよい、的な感じで書きました。
そして、次はなんと5日後に返却!… しかし、またも「不合格」
・先回のリポートよりも読みやすく、その点は高く評価したいと思います。
おお!
・しかしながら残念だったのは、ご提出者は論文・リポートの類を書き慣れていらっしゃらないご様子で、文章全体が評論的です。すなわち甘いのです。
…あのう、一応文学部は卒業していて… 35000字の卒論を書いたとき、教授からお誉めの言葉を頂いたので、あくまでも、法学部のレポートを書き慣れていない、ということですよ(汗)。
・しかも時折口語的表現が混じります。論文である以上、口語表現は厳禁です。
…あぅ。
ワタクシ、家庭教師をしているので、日頃は、難しそうな事柄を、いかに簡単に、わかりやすく説明するかに、尽力しているわけですよ。正反対のことをするのは難しいぞっ(汗)、と思うと同時に、そこは単にインプット不足が問題なのだから、勉強を進めていけば、自ずと解決できるのでは、と希望を見出してみたり…。
それとともに、前半部分と後段の一部に、先生の校閲が入ったファイルが添付されていました。そこで、テーマはこれにしたほうがいいですよ、的なアドバイスを頂いたのですが、それにするとちょっと書きにくくてですね、どうしようかな… と。
その後、2022年第1回科目試験(代替レポ)は、これまた行を詰め詰めにして提出したところ(笑)、「C」ながら合格~♪
そして、行政法のレポートと、刑法総論の再提出レポートを提出して、再び労働法へ。
はい、ここで、最近お勉強中にいただいたデザートの画像を息抜きに(笑)。…記事の最初の画像がSNSのサムネになるので、その対策としてです(笑)。
ミルクノワール(ホイップ変更)☆ 普通のシロノワールっぽく見えますが、間に挟まっているのは練乳です。おいしかった☆
-レポート3回目-
2回目のアドバイスにより、テーマはそれで押すことにしたのですが、「甘い」と言われたので、今度は「この条文のこの規定に問題がある!」と、労基法のダメなポイントを3つほど書きました。
その際、「問題解決のために法改正したつもりかもしれないけど、この制度の利用率低調やん!」とか、「この制度のおかげで、被害を被っとる人おるやん!!!」とか、「詰めが甘いんだよ!」くらいの勢いで(笑)、ビシッとズバッと批判的に書いてみました。もちろん、厚生労働省等の、具体的な数値を用いて。
そしたら、1ヶ月後、
ついに「合格」!!!
講評欄には、
・〇〇さんの主張したい点が明確になり、よい小論文になりました。これにて合格とさせて戴きます。御勉励有り難うございました。
合格のときはあっさりなのね、と思いつつ(笑)、「御勉励有り難うございました」だなんて、こちらこそ、たくさんの学びをいただきありがとうございました、と恐縮いたしました。
ちなみにですが、戻ってきた行政法のレポートにも、「全体的に論述が抽象的です」と書かれていたので、ワタクシの課題がよくわかりました。ビシバシ書くのが大事なんですね。
とともに、結果のツイートしたら、予想以上の多くの方から、お祝いのリプをいただきまして、嬉しかったです☆ 労働法、なかなか手ごわいみたいですね(汗)。
-感想-
ワタクシ、基本的に平和主義で、穏やかなタイプの人間なんですけど、大学のレポートだと、ビシッ!ズバッ!と批判しなきゃいけないので、結構エネルギーを消費しますね(汗)。でもそれと同時に、ビシッと決まるとスッキリするので、ストレス解消によいかも(笑)。
ただ、法学のお勉強は、まず法律自体を理解するのが難しいので、その上でどんな問題点を見出し、どう解決していけばいいのか、までを考えるのは、なかなか大変です。読解力と集中力を強化せねば、です。
ちなみにですが、ウチの会社には、当然のことながら「大学の偏差値ランキング一覧」が壁に貼られています。入学当初は、その私立文系のトップに書かれている「慶應義塾大学法学部」の文字を見ては、こんなポンコツが在籍していてすみません(汗)、的な感じで思っていたのですが、今回のレポートでちょっと自信がついたかも!
折角、最高の学び場を得たのですから、もっと成長したい!そのためには、とにかくレポートを書くべし!!!と気持ちも新たに頑張っていこうと思いました。
…ただ、今年の夏は、めちゃめちゃ仕事が忙しいし、資格試験のお勉強をしたいというのもあって、次のレポートは見送る可能性大です(汗)。候補としては、債権総論&各論かな?