英語の覚醒(前編)

戦ブラ… 正直、ゲームのほうがカッコイイ。作画の問題って難しいですね(汗)。

はさておき、先日、フランス語が覚醒した!と書きましたが、今日も活用と仏作文で修行の日々… 英語ほどラクじゃない(汗)。でも、思い返してみると、英語でも、覚醒した!と感じた瞬間が何度もあって、その数を比べると、英語のほうが断然多いわけで、となるとやっぱり、フランス語はまだ勉強し足りないようですね。

そういうわけで、今日はワタクシの英語学習を振り返ってみたいと思います。みなさんにも参考になるようなことがあればよいのですが。。。

ちなみにワタクシは、中高生に、国語、英語、数学などを教える仕事をしています。

ー急に英語が読めるようになった!… 即戦ゼミー

もともと英語はわりと好きなほうで、高1の頃は、外大に行きたいなぁ~なんて思っていたわけですが、高校のときはあんまり勉強しなくてね(汗)、いつの間にか国文科を目指すことに(笑)。具体的には何がきっかけだったか忘れましたが、一般入試直前に即ゼミ1冊覚えるぞっ!と思い立ち、とにかく暗記を開始。2週間ほど経ったときに受けた模試で、急に「英語が読めるようになった!」と実感し、いきなり偏差値が10くらい上がりました。

構文やイディオムを覚えると、長く難しそうに見えた文が、「あっ!あの表現を使ってるんだね!」に変わり、そのことに気づけるようになると、英文を読むのが楽しくなります。また英作文を作るときにも、「あの表現を使ってみよう!」になります。

ちなみに、構文集であれば、即ゼミに限らずなんでもいいです。しかも、わりと易しめので十分です… 実際、全く同じ文章が載っていたりしますしね(汗)。そして、入試のときに覚えたこれらが、未だにとても役に立っています!語学はインプット重要!

ー文法について分かり始めた… 英語IIー

ここからは、慶應義塾大学の通信教育課程で学び始めてからの話も絡んできます。(ワタクシが履修したときと、科目やテキストが変わっている場合があるかも) 入学当初は中学生にしか教えていないこともあり、特に困ることはなかったのですが、このテキストを読んだとき、目からウロコがぼろぼろ落ちました!いわゆる基本的な文法事項を紹介してくれるのか、この英語IIなのですが、冠詞の使い分けの説明を読んだとき、そういうことだったのか!初めからそう教わりたかったわ!とスッキリ!…単に高校でサボってただけですけど(汗)。文法に興味を持ち始めるきっかけとなりました。

ー意外と読める… 英語IIIー

それまで、こんなにも大量の英文を見たことなかったですよね。。。と、最初は圧倒されたのですが、内容は、Back to the Futureや、Jurassic Parkなど有名な作品… ただ、テキストに載っているのは、何でもない物凄く平凡なシーン(笑)。それでも、単語さえ分かれば理解できる!ということが分かって、英文を読むのが楽しくなりました。…ただ、試験のとき、embarrassmentの意味が思い出せなくて、これだけ「B」だった(残念)。それ以来、二度と忘れたりしませんけどね(笑)!

ー暗記は大事… 英語Iー

内容的には英語IIよりは少し進んだ文法、とはいえ、そちらは別に問題ないのですが、大変なのは、演習編の435もの例文!書いてあるってことは、試験に出るってことだよね(遠い目)… と、苦労しながらも頑張って覚えるうちに、英語の文を組み立てるときのコツがつかめました.. 試験のときは1コだけ書けなかった(悔)。でも、今フランス語を学んでいても日々実感することですけど、語学の勉強に暗記は避けられません。でも、ピンチはチャンス!乗り越えればきっと力になります☆

スクーリングのReadingとWritingは特に問題なかったです。ただ、ReadingのThe Hobbitはファンタジー、ということで普段は使わない単語がたくさん出てきて、最初はちょっと大変でした。

ー教えることは理解に役立つー

この頃から、高校生にも英語を教えるようになりました。当初は、仮定法とか、分詞構文、話法とかの単元や、生徒さんからの質問にかなりドキドキしていたのですが、場数を踏んでいくと慣れていくものです(笑)。去年受講したフランス語のスクーリングの先生も、「1年間他人に教えると、バッチリ理解できるようになります!」とおっしゃっていて、ホントにそうだと、激しく同意しました(笑)。仕事の都合で、センター試験は毎年解くのですが、この頃でセンター8割くらいだったかな?

ー前置詞… イメージで捉える!ー

同じくその頃、Eテレで「新感覚☆キーワードで英会話」「新感覚☆わかる使える英文法」という番組が放送されていました。講師は田中茂範先生… SFCの先生です。その中で、前置詞や似ている語(例えばlieとlayなど)のイメージが分かれば、使い分けられる、というのが凄く面白くて、未だにそのネタを使わせてもらっています☆ 今では電子辞書でも… Brainに入ってる辞書には、前置詞のイメージ画像がついていますね。あれもっと活用したほうがいいですよ!…と言いながら、ワタクシも含め、Ex-Wordを使っている人が多いですが。

当時の本はもう入手できないようですが、↓には入ってそうです。確認したわけではないので、違っていたらすみません(汗)。我が家にはまだ、番組を録画したDVDがあるはずです☆

ー 時制の考え方… ハートで感じる英文法ー

言わずと知れた、大西泰斗先生の本です。先生の番組はほぼ見ていると思います。「しごとの基礎英語」の今シーズンは、生徒さんが凄く初心者に戻ったり、シチュエーションが面白かったりで、楽しいですね~(笑)☆

が、中でも時制の説明がワタクシ的に凄くしっくり来て、未だにネタに使わせていただいていますよ。…新しい生徒さんを担当するようになったときは、大体最初に時制の解説をするんですけど、結構評判がいいです☆ 理屈よりもイメージを大事に… フランス語もそうやって解説してくれないかな~(笑)☆

ーリズム感を大切に… シェイクスピアの戯曲ー

大学で「英米戯曲研究」のスクーリングを受講したとき、シェイクスピアのMacbethについて学びました。シェイクスピアの作品は、初期のものは韻文で書かれていて、徐々に散文が増えていくという話だったのですが… 例えば、Romeo & Julietの有名なバルコニーのシーンのセリフは韻文で、弱強五歩格になっています。1文の中で、アクセントが、弱強弱強… と5回繰り返されるんですけど… タターン、タターン、タターン、タターン、タターンという感じ、それが一番聴いていて心地よいリズム感なのだそうです。

そこから、言葉というものは人間が話すものだから、息継ぎのタイミングが、意味の切れ目になってる、という話を聞いたとき、そうか~!と凄く納得しました。中高生に英文を読ませると大抵棒読みされるので、こちらが眠くなっちゃう(汗)。でも、関係代名詞や、後置修飾が入るタイミングでは必ず息継ぎをしないと、聞いている側に意味が伝わりません… それができないってことは、つまり文の構造が分かっていないと言うことなのでは!

ということに気づいてからは、必ず音読させています。もちろん、発音やアクセント問題、リスニング対策も含めてですけど、音読してもらって、文節ごとに和訳してもらうと、どの程度英語を理解しているのか大体分かります。ワタクシが受講した外国語のスクーリングでも、必ず音読させられましたしね。音読は大切です!

ー英語の特性… ポライトネス理論ー

これは、現在「ニュースで英会話」に時々出演されている、井上逸兵先生のスクーリングより。簡単に言うと英語における敬語についてなのですが、英語という言語は、2人の間で会話がなされる場合、それぞれの意見は、2人の間に置かれるんですね。例えば、I thinkのように、あくまでも「私はこう思う」と言ってるだけで、それをどう受け取るかは、相手に委ねる。しかも、必ず逃げ道を作ってあげて、決して押しつけない、という話でした。

その意味では、日本語のほうが、意見する場合は直接相手に働きかけるように言うので、言い方がキツイと… で、なるほど~!と思って、それ以来、他人に意見を言うときには、気をつけていますよ。

他にも、英語話者は、人に何かを頼む場合、凄く丁寧な表現を使うとか、同じ言葉でも、言い方を変えると正反対の意味に捉えられたりするとか。…という感じで、単純に事実を伝える、というレベルから一歩先に進めたのが、「英語学」のスクーリングでしたね。英語だけにとどまらず、言葉について考えるいいきっかけになりました。テキストはこれ↓

なんだか長くなってきてしまったので、前編後編に分けますね(笑)。まだ書きたいことがいっぱいある(笑)。

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