書籍:角野美智子『「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方』

かてぃんさん、こと、角野隼斗さんのお母様、角野美智子さんの子育て術が書かれた本が出版されました。

言わずもがな、角野隼斗さんは東京大学大学院卒、ピティナコンペティション特級グランプリを受賞してピアニストとして活躍、妹の未来さんも、東京芸大在学中、来年の春からは大学院に進まれる、と何とも輝かしい経歴を積み上げていらっしゃいます。

そして、ご自身の家族だけでなく、ピアノ教師としてたくさんの生徒さんも育てていらっしゃいます。

今までも、ブログを読んだり、インスタを見たりして、角野家の雰囲気は垣間見ていましたが、実際にどんな子育てが行われたのか、興味津々☆

  

ちなみにこの日は、隼斗さんの楽譜2冊の発売日でもあったので、一緒に届きました。…やたら大きな箱で、しかも穴が空いてたけど、商品は無事でした(汗)。

ただここで問題発生。

すっかりデジタルライフに染まっているワタクシは、紙の本というのが読みにくくてしょうがない(汗)。特にソフトカバーで、紙質がいいから、すぐ閉じてきちゃうし、ずっと持ってなきゃいけないのがストレス(イライラ)。

ということで、早速タブレットに取り込むことにいたしました… 本に折り目をつけるのは嫌なくせに、本を裁断することには全く抵抗がない(笑)。

デジタルペーパーは白黒でしか表示されませんが、ちゃんとカラーでスキャンしたので、パソコンで見ると超キレイです☆

そして、お仕事の合間に読み始めたのですが、読み進めるにつれて、落ち込む羽目に。。。

というのは、

この本の中には、まさに「理想の家族のあり方」なものがあって、素晴らしすぎたからです。こういうのが、子育てのあるべき姿なんだなぁ~と。

それに比べてワタクシの子ども時代は… ただただ辛くて、子どもの頃の楽しい思い出というのが一つもないんです。実際にはあったのかもしれませんが、特に小学校の記憶というのが、全体的にスコーンと抜け落ちている状態です(空白)。

本の中でも、隼斗くんは小学校4年生の頃から学校で素行が悪くなってきて、塾に入ることにした、とありましたが、ワタクシもまさにちょうどその頃ですよ。学校の授業は退屈だし、同級生たちは子どもっぽすぎて付き合うのがバカバカしいし、でも家にいるよりはマシだから、しゃ~ない学校に行くかという状況で、精神が完全崩壊。

今だったら、インターネットのおかげで別の世界を見ることができたり、もしくは自分で事業を立ち上げて独り立ちする方法を模索できたりしたかもしれませんが、当時は情報入手方法があまりないし、バイトもできないし、何をするにも親の許可が必要だし、閉塞感に耐えきれず、家出とか自殺の方法ばっかり考えてましたね(苦笑)。

そんなとき、隼斗くんには塾だったように、居心地がいい「場」とか、高めの目標があれば、大分人生が変わっていたかも… そこまで行かなくても、周囲の大人が誰か手を差し伸べてくれたらよかったのに… なんてタラレバは人生にはないので、考えてみてもしょうがないんですけど。

というわけで、10歳で精神的な死を迎えたワタクシは、それまでの記憶を全て封印し、子ども時代なんて辛いだけと思ってしまったばかりに、子どもを作りたいと思ったことなど当然一度もなく、しかもその後、ダメ出しのように2度も精神的な死を迎え、今や誕生日のたびに、何でまだ生きているんだろう~?と思う日々←誕生日は1年で一番落ち込む日(地雷)。

ということが、帰り道にはあれこれ思い出されて、気がついたら泣いてました…。そして疲れてしまい、昨夜は何もせずにベッドにダイブ…。って書いてたら、また精神状態が不安定になってきたので、しばらく本はしまっておき、実家にも近寄らないことにします。。。

と、暗い話ばっかり書いてもダメなので… というか、ここまで読んでいる人がいらっしゃるとは思えませんが(笑)、ワタクシも教育に携わる人間として、そして人生の先輩として、こんな辛い思いをしなくても済むように、中高生にアドバイスをしてあげられるように頑張っていきたいと思っていますよ。

ダメだ、やっぱり気分が滅入ってきてしまったので、大学のお勉強をしようと思います。少なくとも大学は、ワタクシにとって居心地がいい「場」ですし、新しいことを学ぶのは、楽しくて「好き」なので☆

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください