アニメ『ヤング・ブラックジャック』(2015)

大学のレポートの締め切りが迫ってきていますが、頭がオーバーヒートして眠れそうにないので、クールダウン的にブログを書いておこうと思います。それでは、どんなに忙しくても、基本的に食事中にはお勉強をしないことにしている(消化に悪い)、ということで、見てみたこのアニメを。

ヤング・ブラックジャック(2015) 声の出演:梅原裕一郎、遊佐浩二、伊藤静(敬称略)

U-NEXT

-あらすじ-

言わずと知れた手塚治虫さんの名作『ブラック・ジャック』の若き頃を描いた作品です。舞台は1960年代。学生運動最中に、医学生として研鑽を積んでいる間黒男(はざまくろお)は、正義感の強さと卓越した技術により、少々危ない医療行為に及ぶことに…。

 

-見どころ-

もう単純に、ブラック・ジャックの若き頃が見られる、というそれだけで、ポイントは高いです!そして、学生運動、ベトナム戦争などを題材に、倫理観について考えさせられる点において、社会性が高い作品だと言えますね。…間くんの苦悩が、手にとるようにわかります。

それに加えて、声優陣が豪華です!間黒男役は、梅原裕一郎さん!他に、遊佐浩二さん、諏訪部順一さん、宮野真守さんが、主要キャラを演じていらっしゃいますが、よく見ていると、置鮎龍太郎さん、武内駿輔くん、松岡禎丞さん、緑川光さん、平川大輔さん、子安武人さんもちらりと登場、そしてナレーションは、大塚明夫さん。なんて耳が幸せなんでしょう~♪ …特に、諏訪部さん、梅原さん、遊佐さんの手術シーンなんて、絶対うまくいくこと間違いなし!って感じで、強すぎましたよね(笑)☆

 

-感想-

2015年の作品なんですね。 …文学部で卒論を書き始め、それ以降提出まで世間に疎くなっていたので、放送当時の記憶はないのですが、あとになって声優さんにあれこれハマり出したときに、見てみたいと思ったものの、見れる機会がなく… でもU-NEXTの無料トライアルを始めて、あれこれ検索していたら、あった!!!ということで、速攻リストに入れて見始めました。…もう梅ちゃんが最高すぎる♪

↑の動画を見たら、作品も見たくなりますよね… 似合いすぎ☆

ただ、ワタクシは手塚治虫さんの漫画orアニメというのをほとんど見たことがなくて、ブラック・ジャックについても、闇医者って感じのことしかわからない上に、学生運動とか… 小説で読んだり話には聞いたりしますけど、何故にそこまでのエネルギーを持っていたのか?など、イマイチピンとこないところがあるんですよね(汗)。

でも、普通に最近忙しすぎて仕事しかしていなかったので、久々にある意味現実逃避できたというか、普段の生活とは切り離していろんなことを考えるいい機会になった気がします。

特に、終盤で出てくる、宮野真守さん演じる百樹丸雄(ひゃっきまるお)のキャラクターが強過ぎてビックリしました。そこまで仕事に執着できるものか?とか、常軌を逸していく様子に、目を覆いたくなったりとか←もうやめといたら?って何度思ったことか(汗)。

ちょっと話はそれますが、最近読んだ大学入試の過去問(現代文)で、人は生きているうちに、どんどん感覚を使わなくなっていき、そのうちその感覚があったことすら思い出せなくなる、的な文章を読んだんですけど、それってつまり、年とともに人間は丸くなる、ってことだな~と、大いに納得してしまいました。

ワタクシも、20歳くらいまでは、いろんなことに敏感で、すごいエネルギーを持って取り組んでいた気がしますが、いちいち反応していると疲れるんですよね… 今やワタクシのモットーは、他人に期待しない、他人に対してイライラしても時間と労力の無駄。そうやって、完全に割り切っています。ただ、そんな感じで、すっかり丸くなってしまったワタクシ自身に対して、危機感を覚えたりもしているわけですよ。

加えて、先日、『声優グランプリ(2021年7月号)』を読んでいたら、梅原さんが「声優という仕事は、数時間のうちに叫んだりわめいたり、いろんな感情を出すところが面白い(要約)」ということを語られていていました。しかもそれが、病気療養中は感情をあらわにすることがなかったからこそ、復帰後に気づくことができたとのことで、わかるわぁ~と、激しく同意してしまいました。

…マジでね、この数ヶ月、仕事のしすぎで結構病んで、頭も心も全く動かないモードに入ってしまっていたので、そろそろ社会復帰として芸術鑑賞をして、心を動かしていかないとなぁ~と思っていた矢先だったのです。

という意味で、まぁちょっと刺激の強い作品ではありましたが、ワタクシ的リハビリ第1弾としては、いい作品を選んだのではないかと思います☆ これから、映画とかアニメとか、いろいろ見ていこう。

ちなみに、ワタクシは小さい頃、医療系のドラマが好きでよく見ていたので、外科医になりたい~!と思っていた頃もあったくらいなのですが、文型人間のワタクシには無理な世界であると、中学ぐらいで気づいたという(笑)。…でも未だに、理科の教科書では、哺乳類以外の動物や虫のページが気持ち悪すぎて見られないのに、人体のページとか、注射とか血を見るのは全然平気なのですよ☆

 

-まとめ-

ということで、評価は☆☆☆☆彡4つ半。まぁ、あり得ないなぁ~と思ってしまう場面もありましたが、もっと熱く激しく生きてみてもいいかな?とか、もっとやりたいことをやってみてもいいかな?と思わせてくれる作品でした。

…その一方で、法学部在学中のワタクシとしては、去年ちょっとかじった医事法や今レポートを書いている刑法の知識が頭をよぎり、これは犯罪行為にあたるとか、どんな罪になるとか、考えながら見ていましたよ(笑)。

ちなみに、U-NEXTでは、特典映像として、白衣姿の梅原さんによるコメント動画も見れますよ~。そして、今は『銀河英雄伝説 Die Neue These』を見ていて… また、宮野さんと梅原さんが一緒に出ていらっしゃるわ!とか思っております。

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