亀井聖矢くんが、近くの町に来てくれる!!!なんて素敵なことなんだ!!!と窓口に1番に並んでチケットを買ってから2ヶ月。転職して多忙な毎日で、気づけばもう当日!!!何の予習も出来なかったけど大丈夫かな?と若干心配しながらお出かけしたコンサートの模様を、おすそ分けします♪
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期待が高まるコンサート前
福井来た!!
恐竜すわってたから絡んできた😙 pic.twitter.com/2aFn8hCWiX— 亀井聖矢 Masaya Kamei (@masayakamei_pf) July 9, 2023
朝の用事を終えてTwitterを見たら、見慣れた敦賀駅のホームやん(笑)。わぁ!近くにいる~!と思ったら、期待が高まりました☆
ちなみに、福井県は恐竜の化石がたくさん発掘されていることで有名ですが、それは北部(嶺北)の話で、敦賀市や、今回の会場がある美浜町には、全く関係ありません(笑)。
それでも福井県は、福井県立大学に恐竜学科なるものが設置されるほど、恐竜推しなので、あちこちに恐竜がいて困ったものです(笑)。
ちょっと前に撮った写真ですが、全景はこんな感じ。
未だに、ホームに行くと、うわっ!誰かおる!!!とビックリしてしまう(笑)。ちなみにこの「恐竜博士」は福井駅にもいますよ。
美浜町生涯学習センターなびあす
余裕をかまして、開演まで1時間を切ってから出発(笑)。ちょうど開場時間のあたりに到着しました。さすが田舎です、駐車場がいっぱい!コンサートを見に来たのは、よみぃさん以来です。そういえば、その時のアンケートに、呼んでほしいアーティストとして、「角野隼斗さん」と「亀井聖矢さん」と書いたような記憶があります。…角野さんがまだSteinwayアーティストになる前のことでした。
とにかくいたるところに、亀井聖矢くんのポスターが貼られていました。
プログラムを受け取って、
着席。チケットを買いに行ったときに、「手元と顔が見える席ならここですよ!!!」と会館の方にオススメしていただいただけのことはあります。完璧です!!!ありがとうございます☆
ステージ後ろに字が出るんですね。でもちょっと切れてる。ということで、
少し後ろに下がって撮ってみました。ちなみに、チケットは完売です!
座席に戻り、プログラムを開いてみると、
前半はショパンですね。ということで、開演。
亀井聖矢ピアノリサイタル
拍手の中、スーツ姿の亀井くんが登場。着席し、しばらく集中力を高める感じの間があってから、演奏が始まりました。
ショパン:マズルカ Op.59
一気に「ピアノの森」というか、ショパンコンクールの気分になりました。亀井くんの演奏を聴くのは今回で3回目ですが、音が深い。しかもFAZIOLI&会場の音響もバッチリ♪
そうです、このなびあすには、FAZIOLI F308がありまして、ホントに天上の音が空から降ってくる感じがするのですよ。
この珍しいピアノで、亀井くんの演奏が聞けるなんて嬉しい♪ ただこのピアノは4本ペダルがあるのですが、角度的に左足でどのペダルを踏んでいるかまでは見えなかったのがやや残念でした。
ショパン:幻想曲 Op.49
これも、ショパンコンクールでよく聴いた曲ですね。音がキラキラしてる☆ 零れ落ちてくる感じ。 時々宙を仰ぎながら、繊細な音を奏でる亀井くんの様子に、耳も目も釘付けでした。
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ Op.22
未だにこれを聴くと、『戦場のピアニスト』を思い出してしまいます。あ、そういえば、以前福井のハーモニーホールで、反田恭平さんがアンコールに弾いてくれた曲でもあります。
亀井くんの演奏は、非常に華やかで楽しそうで!全力で音を楽しんでいる様子が伝わってきました。もともと若さあふれる力強い演奏には定評があると思うのですが、一気に観客も引き込んで、会場全体を盛り上げてしまう素晴らしい演奏でした!
演奏が終わったら、あちこちから「すごい」という、思わず漏れたため息が聞こえてくるほど、圧倒的な演奏でした。ワタクシ的に、亀井くんのコンサートあるあるだと思っているのですが、亀井くんの演奏を聴くと「すごい」しか出てこない(笑)。
ということで、20分の休憩です。
そういえば、マイクが置かれていなかったので、一言も発せず前半が終了しました。せっかくなら少しお話ししてほしいな、と思っていたら、休憩中に、マイクがピアノの横に置かれました。
ラヴェル:ラ・ヴァルス
後半はラヴェルから。細かいグリッサンドが頻繁に出てきて、視覚的にも楽しい曲でした。ワルツと言いながら、楽しく軽快に、というよりは、亀井くんの真骨頂、重厚感あふれる演奏でしたが、見どころ&聴きどころ満載で楽しかったです。迫力がすごい! …そして曲の終わりに、また「すごい」の声があちこちから漏れていました。
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
うって変わって今度はしっとりと。音が深いです。以前、京都でのコンサートのとき、午前中から始まるコンサートだったのですが、一気に真夜中の世界に引き込まれたことを思い出しました。
もちろん超絶技巧的な演奏ももちろん素晴らしいのですが、繊細かつ深い響きの演奏を聴かせてもらうと、今後が凄く楽しみだという気になります。
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
この曲を聴くと、どうしても「きょうの料理」が途中で脳内をよぎってしまうのですが(笑)、華麗に指が鍵盤を舞う姿に、一気に引き込まれました。
この夏!!のだめフェス2023への出演が決定しました!㊗🎉️
人生初の野外ステージで「ペトルーシュカ」を弾きます!絶対楽しい!!のだめちゃんみたいに「今日の料理」のメロディとごっちゃにならないと良いけど😉
ま、なるわけないか!!😆https://t.co/cDgB1V2sEy pic.twitter.com/HVrVCdypYU— 亀井聖矢 Masaya Kamei (@masayakamei_pf) April 21, 2023
亀井くんのこのツイートからすると、心配ご無用な様子ですね(笑)。なにげに、曲を全部聴いたのは初めでした←勉強不足ですみません(汗)。
素晴らしい演奏に、惜しみない拍手が贈られる中、亀井聖矢くんが再登場して、マイクを握りました。
MC
亀井くん:今日は人生で初めてFAZIOLIを弾いたのですが、リハーサルから、ショパンを弾いていると、重厚な音の中に柔らかさがあって、凄く気持ちよかったです。普段はSTEINWAYを弾くことが多いのですが、こんな貴重なピアノを弾く機会をいただけて、今日は非常によかったと思います。ありがとうございます。
そしてアンコールは、
リスト:ラ・カンパネラ
もはや亀井聖矢の代名詞(?)とも言える、この曲。ワタクシも亀井くんのコンサートでは毎回聴いていると思うのですが、こんなにもゆっくりで丁寧な始まりのラ・カンパネラは初めでだった気がします。いつもの曲が非常に新鮮に聴こえました。
もちろん後半に向けて一気に加速して、パワー全開の演奏になりましたが、日によって、会場によって、ピアノによって、違った感じで聴かせてくれるのは嬉しいです。この日の演奏を、ワタクシはきっと忘れないことでしょう。それほどインパクトのある素晴らしい演奏でした。
ということで、スタンディングオベーション、Bravo、すごい、ためいき、が飛び交う中で、亀井くんが何度もステージに戻ってきてお辞儀をしてくれました。
ちなみに客席前方下手側にお子さんがいて、めっちゃノリノリで拍手していたので、亀井くんもイエーイ!って感じで応えていましたよ(カワイイ)☆
終演
とにかく、すごい、しか言葉が出ない素晴らしい演奏でした。魂持っていかれましたね。時に繊細に、時に激しく、パワー全開で、一気に亀井ワールドに引き込む演奏は、一聴の価値ありです。ショパンコンクールで演奏してほしい♪
福井でリサイタルしてきた!!
このピアノ(FAZIOLI F308)、ホールには
全国で2台しかないらしい!!!
初の貴重すぎる経験できて嬉しい🙌🙌音の立ち上がりがよくて重厚で好き。。
練習の様子〜〜👀 pic.twitter.com/RpraZGlQyN— 亀井聖矢 Masaya Kamei (@masayakamei_pf) July 9, 2023
亀井くん自身も、楽しまれたみたいでよかった☆ そして亀井くんを呼んでくれた会館のみなさん、ありがとうございました!
いや~、ホントすごかった。それしか言えなくてすみません(笑)。
ちなみに、亀井くんは福井の名物を堪能されたのかな?ワタクシは、会場の近くに最近できた道の駅で、こんなものを買ってみましたよ(ネタ)。
ついつい、亀井くん、って呼んでしまいますが、素晴らしいピアニスト亀井聖矢さんの今後のご活躍を、引き続き応援していきたいと思います!